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OTO OTOが5年間続けられた訳

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なぜ、5年間続けてこれたのか?を振り返り、作家活動5年間の中で大切にしてきたことを綴ります。 主には作家さん向けの内容です。
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記事一覧

【連載20】 ものづくりを通して、人生をつくりたかった

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.20- ・・・・・・・・・・・・・・・ わたしは、好きなことを仕事にしたかったのか? その問いへの、答えは、 「NO」です。 そんな風に書くと、少し驚かれるかもしれない。でも、それが正直な気持ちです。 では、なぜ今、作家を生業として過ごしているのか? わたしは、 自分の人生をつくりたくて、 ものづくりを生業にした のです。 20代の頃から、 _ 全部上手にできなくていいか

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【連載19】 結局、些細なことを行動に移すか移さないか、地道に続けるか続けないか

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.19- ・・・・・・・・・・・・・・・ 思っているだけでは意味がない これは、わたしがずっと心に留めていること。 こうしたいな、ああしたいな。 という願望は、行動に移して始めて意味を成す。行動に移すタイミングは人それぞれだけど、タイミングを見計らうこともせず、ただただ願うだけでは、妄想で終わってしまう。 イベントに出たいなら、応募する。 ディスプレイを変えたいなら、変える。 「夢」

【連載18】 自分に大ファンのものがあることは、自分がファンになってもらうことにおいて、とてもヒントになる

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.18- ・・・・・・・・・・・・・・・ 自分がされて嬉しいことを、人にもする。 日々そうできたらなと思っています。こんなこと言われて嬉しかったな、あのさりげない気遣いが嬉しかったな。受け手になってそう感じたことを、自分が送り手になったときに思い出すのです。(もちろん逆に、嬉しくなかったことも) そして、そのことは作家活動においても、多いに生きてくることなんじゃないかと思っています。 ・・

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【連載17】 自分のできないことを認めたら、逆にものづくりの可能性が広がった

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.17- ・・・・・・・・・・・・・・・ 誰しも、得意なこと、不得意なことがある そして、それ以前に できること、できないこともある 作家活動を始めた頃は、とにかく何でも自分でやりたかった。でも苦手だから、ものすごく時間がかかってしまったり。そして、どう頑張ってもできないこともあって、凹んだりもした。 周りを見ると、自分の苦手なことや、できないことを、ささっとやり遂げてしまう人がいる。す

【連載16】 力を貸してもらえる人でいること

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.16- ・・・・・・・・・・・・・・・ 先日、無事にharapecoraさんとの共同出展2回目を終えました。 盛大なブースを建てることができて、本当にうれしく思っています。誰かと一緒に何かをやるとき、やはり相手との呼吸はすごく大切です。準備期間含めて当日の2日間も、harapecoraさんとたくさんのやり取りをする中で、彼女が私のことを信頼してくれているということが凄く伝わって、いつもとても

【連載15】 わたしという「人」を感じてもらうために、色んな土地へ届けに行く

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.15- ・・・・・・・・・・・・・・・ ーわたしという「人」を感じてもらいたい 作家活動を始めてからの約5年間。 「全国に届けたい」という気持ちを胸に、本当に色んな土地へ出展しに行かせていただきました。関西各地はもちろん、岡山・名古屋・東京・福岡・仙台・福井・北海道など、チャンスがあれば新幹線や飛行機に飛び乗りました。 もともと、旅することが好きで、遠くへ行くことや長い時間電車に乗ること

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【連載14】 その掛率は本当に必要か?

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.14 ・・・・・・・・・・・・・・・ お店で作品を委託するときに出てくる言葉「掛率」。 この掛率については、割といつも真剣に考えてきました。皆さんは、納得した掛率で取り扱ってもらっていますか? わたしは、例えば条件が50%だったりすると、受けることをしてこなかったのです。まず、今の価格でその条件を受けてしまうと、委託を続けることがしんどくなってしまうことを分かっていたからです。では、50%

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【連載13】 作品を取り扱ってもらうお店、出展するイベントはちゃんと自分で選ぶ

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.13- ・・・・・・・・・・・・・・・ これまでに様々なお店への卸・委託、イベントへの出展を行ってきました。自分の大切な作品を預ける場所と並べる場所です。何でもかんでも、ということはしませんでした。 お店なら「まず、店員さんがOTO OTO作品を好きかどうか?」ということは重要でした。そして、イベントなら「そのイベントがブランドに合うものか?(客層や価格帯など)」ということをよく考えました。

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【連載12】 イベントディスプレイの進化と黒歴史

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.12- ・・・・・・・・・・・・・・・ OTO OTOを始めてから約5年。これまで様々な出展イベントに出てきました。今は、作品をつくることと同じくらい、イベントでのブースを作ることを楽しんでいます。 最新のブースは、こちら。 2019年11月、デザインフェスタでのブースです。「サンタ工場」をテーマに、クリスマス感満載のディスプレイを考えました。史上最高に楽しいブース作りでした。 しかし、

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【連載11】 見つけてもらうために

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.11- ・・・・・・・・・・・・・・・ 「どんなに良い作品でも、見つけてもらわなければ、日の目を見ない。」 これは5年間の作家活動の中で、強く強く感じてきたことです。今は、ものづくりの作家を始めやすい時代であると思います。それゆえ、作家さんの数もとても多い。 大きな出展イベントに出てみると、こんなにもたくさんの作家さんと作品が存在するんだとびっくりします。来場されるお客様も、きっと見て回る

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連載note前半10回を終えて

この8月末から書き始めた連載note、 『なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたこと-』 全20回の予定のうち、10回を書き終えました。今回は、前半を終えての振り返りと、後半10回に書いていくタイトルをお知らせしたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 0と5の付く日に更新する!というプレッシャーを、自分に与えながら何とか10回まで続けてくることができました。作品制作と並行して、noteの記事を書くのは思った以上に大変ですが、後半も

【連載10】 出展イベントはステージのようなものである

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたことvol.10- ・・・・・・・・・・・・・・・ 出展イベントの前夜、わたしはいつも緊張している。お腹がキリキリと痛む。 ミュージシャンにとってのライブのように、わたしにとって出展イベントは、ステージのようなものだと思っている。 ものづくりの作家がステージという言葉を使うのは、少し大袈裟かもしれないけれど、出展イベントを作品を販売しに行くだけの場所と捉えるのは、なんだか勿体無いように思う。販売するだ

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【連載9】 数を増やすことより、濃度を濃くすること

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたこと vol.9- ・・・・・・・・・・・・・・・ SNSをしていると、フォロワーさんの数とかイイネの数とか、どうしても気になりますよね...。わたしも気になる時期がありました。イイネが少ないとそわそわする...何がダメだったんだろうか、なんてしょんぼりすることもありました。でもいつからか、あまり「数」を気にしなくなりました。 今のOTO OTOのフォロワーさんの人数です。 twitter:約2300

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【連載8】 わたしは在庫を持たない、と決めた

なぜ5年間、続けてこられたのか? -OTO OTOが大切にしてきたこと vol.8- ・・・・・・・・・・・・・・・ わたしは今、基本的には「受注生産」のスタイルで作品づくりを行っています。つまり、在庫を持っていません。 それにはちゃんと理由があって、「収入面での実感」と「自分主導のペース」を持つためだと思っています。 その2つは、趣味ではなく生業として作家活動をする上で、続けていくためのモチベーションになっています。お金や時間のストレスを少しでも減らして、心穏やか

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