見出し画像

【10周年への連載 #15】3年半ぶりの大きなイベントを振り返る

先月の振り返りを書こうと思ったら、とても長文になってしまったのですが、お時間のある方はぜひ読んでください。(後半だけ有料エリアがあります)

9月と言えば、3年半ぶりに出た大きなイベントminneのハンドメイドマーケットのことかな。

なんで出展しようと思ったか?については前回の記事を読んで欲しい。

6月から少しずつ準備を始めていたので、1週間前も寝不足になることはなかったけどやっぱり前日はめちゃくちゃ緊張していて。眠ったのかよく分からないまま朝を迎えた。
今回はホテルに宿泊する必要はなかったんだけど敢えて泊まることにした。いつものホテルで出展に向けて心を整えたくて。
そしてイベント中はお昼ご飯食べない派なので、朝ごはんを盛り盛り食べてビッグサイトに向かった。

当日までの時間は、大きなイベントが本当に久しぶりすぎて、長らく使っていなかった脳みそをフル回転させていたような気がする。作品を準備するのと同時に、やっぱりブースのことをすごく考えた。

ブースのことは昔にも書いていた。

大きなイベントに出るとき、たくさんあるブースの1つになりたくないって思ってる。ちゃんと見つけてもらえるブースであれるように。1番目立ってやるぞ!くらいの気持ちで臨んでる。
それに、私にとってはブースも作品みたいなものでね。いつも小さな作品を作っている分、こんな大きな作品を作れる機会は楽しくて仕方がないのだ。

しかし、1番最後に出た2019年のデザフェスでこんなブースを作ってしまったもんだから、

(サンタ工場というタイトル)

これを超えるブースを作れないと自分的に納得ができないないなって思った。
ただ1つ、ハンマケの難点は準備時間が3時間しかないところ。(デザフェスは5時間、夜中からやればもっとある) 3時間以内でブース作りと作品陳列をしないといけないから、正直できることは限られる。

これまで大きなイベントに出るときは、作品のことを伝えるために折紙で作った輪っか飾りをたくさん飾ってきた。

今回も同じように飾ろうか?とも思ったけど、それだとなんだか前と同じだし、私自身3年半ぶりの大きなイベントに向けてのわくわくが足りなかった。新しいことに挑戦しないと、という気持ちがあった。

そこで今回は、私がいつもOTO OTOアクセサリーに込めている〝色の世界〟を伝えること、折紙が元になってる作品であること、そんなのを伝えられる雰囲気を出したいなと考えてブースを作ることにした。

(イメージ図)

ブースのイメージにはすぐに浮かんだけど、3時間でできるかな?という心配だけがあった。
〝パネルを真っ直ぐ等間隔に貼り付ける〟というのが課題だった。「展示 真っ直ぐ」とかでめちゃくちゃ検索して、何か簡単な方法はないか?と調べてみた。でも良いお助けグッズには出会えなくて。

そこでもう独自の方法を試すしかないと考えた。100均にあるアイテムで、パネルを真っ直ぐ貼る方法を思いつき、やってみることにした。結果うまくいったから、これはなかなか良いアイデアなのでは?ということで、あとで有料エリアに書いてみる。(とは言え本当に小さなアイデアなので、本当に興味のある方だけどうぞ笑)

それで、自分の中では結構満足いく壁が完成したわけで。後日作家さんからこんな風に言ってもらえて、もう本当に本当に嬉しかった。

大きなイベントは、もちろん販売イベントではあるけど、作品を販売するだけの場所にするのは勿体ないなと思ってる。OTO OTOの世界観とか想いとか、生で見てもらって体感してもらいたいからブース作りも大切にしたいのだ。
作品販売だけなら、ネットでできるしね。

ファンの人がブースの写真を撮ってくれたりしてすごく嬉しかった。LLLでは見せられないOTO OTOを見てもらいたかったし、わっ!って驚いて欲しかった。たくさんあるブースの中で光って見えていたら嬉しいな。
それに、初めてOTO OTOを見る方も、素通りする人は少なかったんじゃないかな。必ずチラ見はされていた。目には入るはず。
あと、一度ブースに立ち寄ってまた後から戻ってくるときに、例えブランド名が分からなくてもあのなんかカラフルなブース...って覚えてもらうだけで、目印にもなるんじゃないかと。

あと、もう少しブースの役割として考えているのは。アクセサリーって小さいから、ぬいぐるみやお洋服のように遠くから見て分かりにくい。ブースの目の前に立って初めてアクセサリーだと分かる。でも初めて見る人は何か分からないものにそんな近づいて来てくれない。
なので遠くからでも最初の興味を持ってもらえるようにしたい。それがイコール見つけてもらうことに繋がるなと思ってる。

そしてこれは個人的な話になるけど、私はとても人見知りだし大きな声で話すのが苦手。自分のことを何も知らない相手に自己紹介するのも、うまくできない。
だけど、少しでも自分に興味を持ってくれてる人に対しては、初対面であろうと話せるような気がしてる。つまり、なんだこのブースは?と気になって立ち止まってくれた人には、頑張って伝えられたりするわけだ。

私自身が人見知りゆえに、名刺代わりになって助けてくれるようなブースになれば、自分のマイナスをカバーできるんじゃないかな?と最初はそんな思いもあったかな。(人見知りは今も健在)

色んな目的を持って、ブース作りをがんばってしまうわけです。でも何より私が楽しいのが1番。

今年の夏から作家活動10年目が始まって、ハンマケは10年目のスタートの場所にするって決めて出展した。
前半はファンの皆さんとたくさんお喋りして
そして後半は、たまたま見つけて足を止めてくださった方に「初めまして」と言いながらこうゆう作品を作っていますと自己紹介したり、少し遠目で見ようか悩んでいそうな方に「ぜひお近くで」と声をかけたり、ショップカード渡して「名前だけでも覚えてください」と話しかけたり。
そういうのは本当に3年半ぶりだったな。初心をたくさん思い出せた。

2020年からコロナ禍になって立ち止まった。そのとき私は大きなイベントから一度離れた。

というのはこの記事にも書いてる。

そして自主企画のLLLを始めたわけだけど。
LLLだけをやっている時は、LLLの答えみたいなものが分からなくて。

だけど今回大きなイベントに出てみて、LLLをやってきて良かったなと思えた。自分で居場所を作れることは、とてもいいことだなと。
だからまた自主開催もしたいと思う。

大きなイベントはどうだろうか?
2年に1度くらいなら、ありかもしれない。だけど
主戦場にはしないかなと思っている。時々お祭りのような感覚で出るのであれば良いかなと思う。

そんなわけで、久しぶりの大きなイベントは、改めて自分の初心や考えを整理する良い機会になったかな。もう少し感じたこともあったけど、それは作家さん向けの内容でもあるので、有料エリアに書こうと思う。

とにかく、ハンマケに遊びに来てくれたお客さまに感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。作品はもちろんだけど、hoiに会いに来てくださったんだなって分かる瞬間も多くて本当に嬉しかったです。お会いできるのはネット販売では叶わないことですから。私もきっとOTO OTOの一部なので。

またぜひ、生のOTO OTOを見に来てもらえたら嬉しいです。

私は好きなアーティストのライブに行くのが好きです。音楽って配信サイトで買えるしiPhoneで聴ける。それでもライブに行くのは、生のアーティストを感じたいからなんだと思ってる。
同じ曲でもライブによって聴こえ方が違う。それまでは気づかなかった良さを感じれたりする。アーティスト本人に会いたい気持ちもある。歌ってる姿を見て影響されて原動力になったりもする。

音楽はいつも私のお手本になってる。自分がイベントに立つときは、音楽ライブのことを思い出す。イベントに来てもらうには?楽しんでもらうには?について、改めてファン目線でも考えようと思う。

そうそう、らららさんがこんな風に言ってくださって。

自分のしたことが誰かの心を動かしたり行動のきっかけになれるのは本望で。そういう作家でいたい。それは対お客さまでも対作家さまでも。このリプを夜中に見て少しうるっとしてしまったのでした。らららさん、ありがとうです涙

* 

最後に。
今回の壁は、あとから「オト オト スクエア」というタイトルを付けてみた。折紙の色については適当に選んだわけではなく、いつも周年のときに使う画像とリンクさせている。

この画像に登場する色は、OTO OTOアクセサリーの材料として使うリボンを見ながら、1周年の画像を作るときに選んだ色たち。そこからずっと周年画像は同じもの。つまり、OTO OTOの基本の色であり原点の色なのだ。マステのStandard Colorや、今年配っている小話カードも同じく。(バランスとして茶色だけ追加している)

10年目はいろんな場面で登場する色が、OTO OTOの基本色になっている。ハンマケの壁もそうだった。それはつまり、改めて10年目よろしくお願いしますという気持ちの表れなのです。
これからも応援していただけたら嬉しいです。
長くなりましたがここまで読んでくださってありがとうございました◎

★ここからは、有料エリアです。とは言え、何か為になることを書いているわけではなく、私の考えを整理する場所にしているので、興味のある作家さんだけ覗いてみてください◎



1.ハンマケ壁の作り方

ここから先は

1,798字 / 4画像

¥ 500

noteでいただいたサポートは、10周年記念イベントの開催費として使わせていただきます!!ぜひサポートいただければ嬉しいです!応援よろしくお願いいたします。