見出し画像

おとしごろ離婚 003_会話が成り立たない!夫婦カウンセラーを頼った話。

会話が成り立たない2人

002記事でコミュニケーション不足のお話を書きましたが、結婚生活の後半は特に会話が成り立たないことが多くなっていました。
(脱線しますが、002記事お読みいただいた方は、重苦しい話にお付き合いいただきありがとうございました。書いててもかなり苦しかった。感謝。)

例えば、、
「明日の朝、子供の送迎をしている間にお皿洗いをしてほしい」とお願いすると「いつも洗濯をやってるだろ!」と言われる。

ーこれはたぶん、「皿洗い」というワードが「家事」というジャンルに自動変換され、何もやっていないと言われたくない!という気持ちの返答だと思われます。

「飲みすぎていると思うので身体を大事にしてほしい」と伝えると「べつに1杯くらいいいでしょ」と言われる。

ーこれはたぶん、「飲みすぎ」というワードを「飲酒厳禁!」と自動変換され、厳しい制限をされたくない!という気持ちの返答だと思われます。

どうでしょうか。
会話の意図が通じ合っておらず、お互いにストレスが山積していく様子が思い浮かびますでしょうか。

まぁ、相手が伝えたい真意を捉えようと、向き合う気持ちが前提にないのも大きく影響しているのは間違いないですね。

このような状況では、離婚の話し合いはおろか、生活する上での相談すらままならなかったわけです。
そして、インターネットで知った「夫婦カウンセリング」なるものに頼ることにしたのでした。

夫婦カウンセリングに相談してみた

そもそも、夫婦カウンセリングってなんぞ?といいますと、
カウンセラーさんが夫婦の間に立って、関係改善や離婚相談などの会話の手助けをしてくれるサービスです。

藁にも縋る思いであったとはいえ、プライベートな内容をお話するわけですから、利用するにあたって信頼できるカウンセラーさんなのかは不安が大きいですよね。
それに、相手が応じてくれなければただの個人人生相談になってしまう・・
私達の場合は、少々目的にズレは生じるものの、私は会話を成り立たせるために、彼は関係修復を目的にしてトライしてみることを決めました。

私が選んだカウンセリング先は、自宅から通いやすく、近すぎず遠すぎずの距離にある、ご自身の離婚経験をきっかけに専門知識を学んでこられた女性のカウンセラーさんが経営している所にお願いしました。
ちなみに、オンライン相談を受けてくださるところがほとんどのようですので、家族や仕事の都合に合わせて選択することができるのは有り難いです。

お世話になったカウンセラーさんは、無料カウンセリングを各人で対応してくれるところが安心ポイントで、まずは私が訪問し話を聞いてもらいました。
寄り添うところは寄り添いながらも、しっかりと第三者の目線に立ったアドバイスをいただいて、この人ならお任せできると思いました。
翌週には彼が訪問し、カウンセリングを始めることになっていきます。

初回カウンセリングから号泣

3人で対話した初回のカウンセリングは「目指したい関係性は?」から始まりました。

「関係修復です」という彼と、
疲弊しきって「今は何も考えられません」という私。
ただ、状況を考えると子供のために
・歩み寄れる可能性があるかの対話
・同居離婚
・事実離婚
がよいと思うとも付け加えました。

そうするとカウンセラーさんはこう言ったのです。

「カウンセリングルームに来た時は、まずはここだけの話でいいので、誰のことも考えずに【ご自身の言葉】を大切に話してください。
今仰ったように、子供のためになど他の人を考えての話し合いは、あとから『その人達のせいで・・』と考え始める可能性があります。
今はそのつもりがなくても、です。
今、ご自身がどうされたいと思っているのかを話し合っていきましょう。
私がサポートします。」

ハッとしました。
周りへの影響や環境の変化が心配で私は自分が一番どうしたいのかを考えていなかったのだ、と。

そこで初めて、自覚を持って「もう無理なのだと思います。」と離婚を想起させる言葉を発言しました。

この発言によって何が巻き起こるのかわからない不安と、子供のことを想う気持ちに支配され、そこからは涙が止まりませんでした。

これまで面と向かって彼に話しても伝わらない・無駄だと思っていた言葉たちを、
ひとつ、ひとつ、と打ち明けました。

カウンセラーさんというフィルターを通すと、これまで通じなかった言葉たちが彼に伝わっていく様が眼の前で繰り広げられ、それだけでもお願いしてよかったと心から思いました。

また、もちろん私の話だけではなく、彼の意見も聞き、この後何に取り組んでいくことが関係修復につながるかを一緒に考え、宿題として持ち帰ることになっていきます。

カウンセリングの成果などは別の回に織り交ぜてお届けしていきますが、
夫婦カウンセリングに二の足を踏んでいらっしゃる方は、一度無料カウンセリングで試してみてもいいかもしれませんよ。


今回も苦しいシーンがありましたがお読みいただき、ありがとうございました。
もちろん、性格や価値観で全く家庭環境は千差万別。
あくまでも、ここに書いたのは、おとしごろを迎えた私の場合のお話です。

ここに辿り着いてお読みいただいた方のお役に立てますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?