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国立大学医学部医学科に塾なしで現役合格する方法。 ⑧化学と社会

こんにちは、一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。

いよいよ勉強法も大詰めです。化学。(ついでにちょっと社会)
一気に書き上げようと思っていましたが、忙しくて1か月ほど空けてしまいました。すみません。
少しずつ、勉強法シリーズは読んでくださる方が増えているようで。誰かの助けになっていれば嬉しく思います。
それではやっていきましょう。


化学は面白い。


小学校の時から、理科という科目って馴染みがありますよね。
朝顔の生態を観察して日記につけたり、星空を見上げて星座を探してみたり。
好きな科目に挙げる人も多いと思います。(少なくとも結構印象的な体験ですよね)
その中でも、僕は化学の分野が好きでした。
いろんな薬品を混ぜ合わる実験とか、ワックワクでした笑
そもそもがそういうスタートで、しかも中学生の時の先生がとても魅力的な授業を展開してくださったお陰で、化学に対して心理的に抵抗感を抱くことはほとんどなかったように記憶しています。
化学が苦しいという人に対しては、ちょっと響かないかもしれませんが。
少なくとも伝えたいのは、そういうワクワクした瞬間があれば、そこから何かが始まるということです。

化学に対して苦手意識のないまま学年が上がって行きましたが、流石に高校レベルになると壁にぶつかりました。
学年の中で見ると悪くない点数でも、模試とかでは今一つしっくりこないというか。こういう感覚って大事です。
楽しむだけでは通用しなくなる時期って結構ありますよね。スポーツとか特に。
ありきたりですが、もう一度化学をしっかり取り組み直すことにしました。

理論は基本問題でかっちり押さえる。


化学は大別すると理論・有機・無機があると思います。
その中で一番に押さえるべきは理論なのかなと思います。
どの勉強法でも言っていますが、その教科(世界)における共通言語として、基礎や理論が存在しています。
それをまず抑えることが肝要です。
化学の理論というのは、総じて日常の延長にあるというか、他の教科に比較するとイメージしやすいものが多いと感じじます。
これを押さえてからだと、得点力が安定しますし、有機と無機を学習するときも相乗効果が見込めます。

まずは学校の授業、あるいは配布される教科書でそのイメージを掴みましょう。
今までにも言ったかもしれませんが、教科書ってすごく大事です。
教科書に記載の知識以外から大学入試の問題が作成されることは基本的にありません。
かつ、文部科学省を筆頭に、数多くの人の手が入った、非常に良い教材です。
これをベースに概念を掴み、わからない部分は学校の先生に質問するとかなり理解度が上がります。

教科書に並行して、基本問題集に取り組みましょう。
僕自身はセミナー化学を使っていましたが、この中でも応用問題は解いていませんでした。
理想を言えば、高3までに基本問題集を2周しておくとだいぶスムーズじゃないかと。
高3になってからは重要問題集も使っていましたが、基礎が固まっていたおかげで計画通り進めることができました。

有機・無機はとにかく周回する。


先に言っておきますが、この2つは暗記の側面が強いです。
模試や定期テストで質を担保しつつ、とにかく回数をこなすしかありません。
ただ、ある程度理論がわかっていないと太刀打ちできない内容になっているので、最初に取り組む時期は遅くなってしまいます。それはしょうがない。
有機と無機の中には重要な化学式が複数ありますが、それらは本当に理論との相乗効果を感じました。
諦めず限られた時間でベストを尽くしましょう。

僕自身は学校の先生のオリジナル教材をひたすらやっていました。
ただ、教材はあまり差はないのかなと。大切な(頻出な)分野が抜け漏れなく載っていればOKです。

しっかりした思考が必要な主要教科、理論の問題に取り組む時間の合間に、英単語含めて暗記は入れ込んでいました。
有機と無機は読み物としても結構面白いので、このサンドイッチスタイルがおすすめです。

社会


各教科のイメージです。
日本史→時間はかかるが、安定して高得点に結びつけやすい。
地理→簡単(らしい)が、ムラがある。
倫理政経→その中間。医療系だと教科的に潰しが効くこともあるらしい。
世界史→カタカナが覚えられる人にはおすすめ。
社会の教科で受けられる大学が変わることもあるので、自分でのリサーチと覚悟が大切です。
(あの教科にしておけば…という後悔をしてる時間はとても勿体無い。現状できることに集中しましょう。)

基本的には東進の一問一答シリーズと過去問をゴリゴリやるだけだと思います。
どこまで仕上げるかという個人因子と、その年の問題難易度という運の要素がある科目です。
僕は倫理政経でしたが、点数も9割近くで安定してましたし、内容も興味が持てました。
医学部入試の面接・小論文のテーマと若干被ったり、国語で知ってる内容が登場したりという隠れたメリットは感じました。
デメリットは満点には持っていけないことだと思います。そんなに社会に時間と熱量はかけていないのでなんとも言えませんが。

終わりに。


以上で、勉強法シリーズ完となります。
過去を振り返って言語化するのは難しいですね。長くかかってしまいました。

大切なのは、熱量X時間だと思います、結局。
それを自分の目標と照らし合わせて、模試やテストで取り組みの質・妥当性を担保するってことでしょうか。それが受験生の日々の営みです。

高等教育に挑戦する、大学受験というのは贅沢だと思います。
受験勉強はしんどいことばかりかもしれませんが、周りのことを(あまり)気にせずに勉強に打ち込めるあの時期はかけがえのない贅沢な時間だったなと今でも思います。
大学で勉強させてもらっている今もその延長なんですけどね。

読んでくださった方が勉強に少しでも前向きになれたり、あるいは今の状況に目を向けて感謝できるようになれば、それはとても嬉しいことだと思います。

大学受験は現代の元服である、という言葉を聞いたことがあります。
保護者・社会に守り育ててもらう存在から、今度はそれを守る側になっていくこと。
それを意識し始めることができれば、大学受験はそれだけでも価値のある経験だと思います。

記事を読んでくださった方により良い未来が拓けますように。
願いつつ、ひとまず筆を置きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また追加で思い出したことがあれば書きたいと思います。

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