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日記:書を捨てよ。筋トレをしよう。スマホでテキストを聞こう

良い本に出会うと何かを書きたくなる。1冊と出会うだけじゃダメだ。自らの平凡さにウンザリするぐらいに読まないと。

2021年は耳で聴く読書を始めた年だった。アマゾンが提供するオーディオブックも利用するけども、どちらかといえばKindle本を読み上げアプリにロードして聴くことのほうが多い。トレーニングをしながら本を聞く。いや、本を聞くためにトレーニングしていた。

「よし。今日明日で、半藤一利の昭和史の上下巻1000ページを聞いてしまうぞ」とか心に決めて取り組んできた。蔓延防止法が一旦解除されてからリバウンドしたけども、一度は15kgの減量に成功した。筋肉量は2%ぐらい増えたままだ。読書から得られるものは、成長というよりも人生の立ち後れの自覚だが、シェイプアップは現実を肯定する儚けれども確かな手がかりだ。

トレーニングしながら機械に読ませて耳で聴くなんて……冒涜だッ!と言いたいヒトもいるかも知れないが。まずは試してみてほしい。目で読むよりも正確に読みとれていることに気が付くはずだ。そして、名著は耳で聴くと凄さがいっそう際立つ。半ば飛ばしながら目で読んでいたとき、それは洞窟の中のテレビリポートを見るような、断章的な体験だったと思う。名著を耳で聴くと、洞窟の中から這い出してくる無限の長さを持つ大蛇と対峙するような、連続性を持つ知的興奮がある。

…と、久しぶりに日記を書いてみたけれど。構成も作らないで、言いたいこともまとめないでダラダラ書くといたたまれない気分になってしまいますが。しばらく続けようと思うンです。

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