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生まれた時と死ぬ時

生まれた時と死ぬ時、その時だけ整体である、身体が整っている、と言われる。

子供を観ていると確かにその通りで、どんどんと少しづつ身体が歪んでいく。
はじめはまっさらだった。

何かをしようとする時に、ある体勢をとる。
たとえば、寝る時には、頚を弛めようとする。そういう格好をする。その時身体は歪む。歪まないと眠れない。

ミルクを飲むのも同じ。
飲みすぎで内臓を使っている時にも、腰椎2番が捩れて歪んでいる。

「ずり這い」というのをさせる。
ハイハイの練習として、出来なくても、うつ伏せにさせる。もぞもぞ動いているが、観ていると腰椎1番や足首が緊張している。

生きているだけで、明らかに身体が歪んでいく。
立位になったら尚更だ。
緊張してもリラックスしても、寝ても覚めても身体は歪んでいる。
身体の左右の均整をとれば、整体、などという一般の考えは馬鹿げている。

そして、体癖というのは身体の習慣化された使い方、以前であり、それ以上のものなのだろう。
(2019年6月29日執筆)

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