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saki otsuka個展「女であるために」


4月の個展のお知らせ🕊️

女であるためにでは、女性をテーマに写真展を行います。

会期中の、作品集や作品ご購入のお問い合わせはinfo@galleryether.comまでご連絡ください。

https://youtu.be/knnHOdfy7X8動画作品をYou Tubeにて公開中です!


━私達が女であるということは、強く生きているということだ━

女性として生きるということ。

社会と合わせること、他人と合わせること。

女性達が選んだ服には彼女達の理由がある。

社会や他人からの目線がある。

女性として自分を生きるということはどんなことなのか。

私は彼女達にペイントをして彼女達を飾る。

女であるために、私達は強く生きているから。


2021年4/2-4/30
Gallery ETHER
https://www.galleryether.com/ja/exhibitions/to-be-a-woman

4/2オープニングパーティー
時間は18時から!

18時より、限定作品集へのライブペイントあります。

ぜひお越し下さいませ。




自分が一番好きな服を着てきて。
本当は着たいけど着れない服を着てきて。
自分を好きになれる服を着てきて。
そう伝え、撮影に参加してもらった。




洋服を選ぶ時、私は色んなことを考えていた。

この衿は子供っぽいから止めておこう。
大人がレースの付いた服を着たら変だよね。こんな派手な色を着てたら浮いちゃうかな。ミニスカートがはけるのはスタイルのいい人だけ。彼のスーツに合わせた服装にしないと恥ずかしい。足が太いから隠れる服がいい。露出の高い服はみっともないかな。友人達より目立たないでいよう。


誰のための理由だろう。
なんのための理由だろう。
私のための理由のようで、私のための理由じゃない。
私は誰かと同化するために服を選び、社会と同化するために服を選んでいた。

ミニスカートは20代まで。大人はシックな服を着こなすべき。女性は女性らしいラインの服を。キャミソール1枚で歩くなんて下品。太い身体を晒すなんてありえない。

誰が言ったのか分からないルール。
誰に押し付けられてるのか分からない常識。

女という役割、こうであって欲しいという理想。

それらに縛られて、空気を読み、空気に従ってしまう。

私自身の為ではなくて、私が社会から浮かないように。

私は好きなものが分からなくなったし、選べなくなった。

私を見失うのだ。

同化は私を失う。

変わりに皆と一緒という安心感を得る。

安心感はいずれ閉塞感となり私という本来の意思を隠した。

私達はここにいる。
女としてここにいる。


私達は好きな服を着る。
女という自分が好きだ。


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