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Kindle出版で「自分が書いた本に価値があるんだろうか…」という不安への対処法

4回に分けて、
マガジン『はじめてのKindle出版』で
「Kindle出版の不安な気持ちへの対処法」について
紹介しています。

2回目の今回は、
「自分が書いた本に価値があるんだろうか…」という
不安について。

原稿を書いているときや
Kindle本の出版後、

自分が書いた本に価値があるんだろうか…」と

不安になることはありませんか?

私は、
初めて出版したときはもちろん、
15冊以上出版している今でも
不安になります。

そんなとき、
こんな心持ちだと楽になるのではないか、
というアドバイスがこれです。

Kindle作家の 寺澤伸洋さん の言葉です。

『自分がとびぬけてできることじゃないと、本に書いてはいけない』っていう思い込みが、アイデアを実行に移す際の高い壁になってしまってるケースって結構多いんだよ。(中略)ここで1つ覚えておいてほしいのが、『今から書こうとしている本のターゲットは、自分よりも経験が少ない人』だということ。

寺澤伸洋『Kindle出版で印税月収60万稼ぎFIREした僕の副業出版戦略: これからは電子書籍で副業する時代!サラリーマンでも簡単に始められる!在宅でスキマ時間に自由に執筆できる!リスクゼロの印税収入で不労所得を稼ぐ!』(2022年)

ポイントは、

想定読者は
「自分よりも経験が少ない人」と決める

ことです。

そう決めてしまえば
書きやすくなりませんか?

だって、
自分の方が経験が多いわけですよ。
だから、
その経験を言語化していけば、
想定読者に価値を提供できるはずです。

それに、そもそも
自分が突出していることしか
本に書いてはいけない
というわけではない
ですよね。

そう考えれば、
自分の書く本に価値がない
とはなりません。

また、
もう1つの方法として、
執筆前に「企画書」を作るのもオススメです。

自分が今から書く本は
誰に向けて
どんな価値があるものなのか。
それを言語化しておくのです。
そうすると安心感が得られます。

これは、
拙著『Kindle出版のメイキング 〜ネタの収集から出稿までの全工程を公開〜』で
紹介した方法です。
以下に引用します。

本を書くというのは、孤独で不安がつきまとう作業です。

「この本って何のために書いているんだっけ?」
「こんな本を読んでくれる人がいるのだろうか?」

執筆中、いろいろなネガティブな感情が湧いてきます。そんなときは、最初に書いた企画書に立ち戻り、

・何のために書いているのか
・何を伝えたいのか
・読後の読者にどうなってほしいのか

などを振り返り、読者が本書を読んだあと、価値を感じて満足している光景を思い浮かべて、書く意欲を奮い立たせています。

私にとって企画書は、いわば、読者に伝えたい内容を届けるための「設計図」と「安定剤」といったところです。

小田やかた『kindle出版のメイキング 〜ネタの収集から出稿までの全工程を公開〜』2021年

さらに、もう1つ。

自分の本は「作品」なんだ、
という強い気持ちを持つ

自分の本を「作品」と考えるだけで、
不安が軽減し、
なんだか自信が出ませんか。

これは
Kindle作家の あずききなこ さんの
考え方です。
下記の引用文にあるように、
自分は「文章を書く人」、
すなわち「作家」であるという自覚が芽生え、
原稿を書く意欲につながるのではないでしょうか。

kindle本は「作品」なのだということです。「自分には作品がある」ということはわたしのなかで「星の数ほどいる発信者」から「文章を書く人」へと自覚が芽生えてきました。

あずききなこ『わたしにも書けるかも!Kindle本出版まで3回挫折した著者が贈る それでも もう一度挑戦してみたい!と思える本』2021年

出版した Kindle本はあなたの「作品」です。
そして、あなたは「Kindle作家」なのです。

大丈夫。
あなたの本には価値があります!

以上です。

では、次回の記事
「読者に伝わる本を書くためにはどうしたらよいだろうか…」と
悩んだときの対処法です。

Kindle出版初心者の方に役立つ記事を
マガジン『はじめてのKindle出版』の中で公開しています。

また、ワンランク上のKindle出版を目指した記事を
マガジン『Kindle出版研究所』の中で公開していますので
あわせてご覧ください。



▼Kindle出版に興味があれば、こんな本も。

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