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やる気ゼロ日記3月24日水曜日やる気ゼロの真髄

4:23...にわかに信じられない時間に目が覚める。そんなに急いでどおするオレ?喉を潤したらまた寝られるか?寝たら今度は起きたくなくなるのでは?でも起きたら起きなくてはならない時間に眠たくなるかも…睡眠と覚醒の1人綱引きが人類の預かり知らないのところで始まっている。果たして勝負の行方は?

そんな茶番を勝手に想像していたら4時半になった。1度目を閉じる。

ダメだ寝られん。とりあえずベッドの中から出て一回起きたらまた眠くならのでは?と、思い起きる。5時1分だ。
ニコさんのZappa聴いてみる。

落ち着く声だ。良い曲が流れる。ヤバイ完全に目覚めた。いかんちょっとでも寝よう。目を閉じる。寝られん。また起きる。もう別所さんの時間。ちょっとでも目を閉じる。

やっちまった…起きなきゃいけない時間に起きたくなくなった。7時半。ここで毎朝多くの人類の生活を豊かにしている発明にあやかる。

スヌーズだ。

スヌーズの間に見る夢はなんかヘンテコな物が多い。

予定時刻より10分延長して起きる。シャワーを浴び、体重計に乗り髭を剃り、徐々にギヤを入れていく。プチトマトを口に放り込み、バナナ飲み込む様に食べる。コーヒーを淹れる。

エアジョーダンの紐しっかり締めて、街に出る。春爛漫。

山手線に久しぶりに体を預けて品川まで。京急線に乗り換える。蜘蛛の子を散らした様に人々が縦横無尽に忙しく歩く。ちょっと怖い。

数分間、京急線に揺られてスタジオの最寄駅まで。

久しぶりのimagica
立派なスタジオで数々の有名番組がここで作られている。

番組の詳細は追ってご連絡します。

一旦帰宅。ほうれん草と豆腐の味噌汁、納豆、オートミールを掻き込む。

眠気襲来。如何にもこうにも起きていられないので、30分だけ仮眠。どちらかと言うと横になって目を閉じただけで寝てはいなかったと思う。

体を起こし身支度する。

春風吹く街を再び歩く。目が痒い。サングラスをかけると曇る。なのでひたすら我慢する。

シブヤから地下鉄に乗り青山一丁目まで滑る。2時過ぎの電車は人もまばらでのんびり。やる気ゼロには良い感じだ。やる気ゼロタイムゾーン。

風の街青山思いの外穏やかでボーッと歩いていたら思わず違うスタジオに行くところだった。

本日の2本目はこちら

オムニバスジャパン様ここでも様々な番組が作られている。

今週の土曜日TBSで放送される「我が社にタレント監督がやって来た」でナレーションを読ませてもらっていますのでもし良ければ!

この時期、春からの新番組の情報が続々と届く。その逆に終わる番組も同じ数だけある。

自分も数々の番組が始まっては終わって来た。20代、30代でレギュラー10本がゼロになった事が2回ある。

その時は本当に焦るし、お先真っ暗になる。マネージャーに相談したり、色々ジタバタする。でもね甘んじて受け入れて出来た時間を有意義に過ごすのがベスト。終わったことよりも始まった時にもらったチャンスに感謝すれば良い。

半年後の改編で絶対何か取ってやる!って力んでしまう。力んで来ることもあれば無い時もある。逆に特に何もしていないのにチャンスが巡ってくることもある。

自分の場合、力むと動きも固くなり性格も頑固になり周りに迷惑をかけてしまう。

仕事が来ても「もっともっと」と欲しがってしまう。

だから「やる気ゼロ」の状態にしてみた。するとどんな仕事でもありがたく感じる。話を聞いてくれる仲間に感謝する。来るか来ないかわからない仕事に期待して自分の動きを制限する位なら自由に羽ばたいた方が良い。

この広い世界の中で番組作ったり、もったりすること自体が奇跡的なのだから。その奇跡をずっと繰り返して来た自分を労ってみるのもありじゃない?

自分はラッキーな事に喋りの仕事が暇だったから奇跡的に友達と一緒にアニメ作ることが出来て、アメリカのコミコンに2回行くことも出来た。そのアニメがネットフリックスで世界配信されて、スピンオフでコミックも作った。原案となった友達の作品もグラミー賞にノミネートされた。

誰にでも同じ事が起こるとは限らないと思うし、自分はめちゃくちゃ恵まれていると思う。

1つ言えるのは人生そんなに捨てたもんじゃ無いって事です。番組終わっても人生は続く。

40代独身 今日は早めの閉店にします。

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