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海のような曲♪スピッツ/青い車

私の一部はスピッツで出来ている。

出会いは高校生。「ロビンソン」から。
草野マサムネさんのハイトーンかつ奥行きのある声が、どストライクで。


ある日ラジオでスピッツ特集をしていた。
流れてくる曲名をメモして、好きな曲が多く収録されているアルバム「空の飛び方」を最初に購入。

いつも人の顔色ばかり気にしていた日々。
自転車を走らせ、川沿いをひとり帰ったあの時からスピッツはずっと一緒。
このアルバムを聴くと、川面に揺れる陽の光を思い出す。


自分でもよく歌うのは「青い車」。
さまざま解釈があるようだけど、
私にはキラキラとした海が見える。


スピッツ/青い車
1994年アルバム「空の飛び方」より

生きるということは木々も水も火も
同じことだと気付いたよ
愛で汚された ちゃちな飾りほど
美しく見える光


生きるって、シンプルな事なのかな。
濁りさえも、みんな光る。


君の青い車で海へ行こう
おいてきた何かを見に行こう
もう何も恐れないよ

つまらない宝物を眺めよう
偽物のかけらにキスしよう
今変わっていくよ

草野マサムネ 詩・曲


リアルすぎず詩的。
近付きすぎず、そばに居る。
広がりがあるから安心する。

私にとってスピッツは
調律みたいなもの。

聴くは勿論、声に出して歌うと
なんだか大丈夫って思える。

「今 変わっていくよ」。



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