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"as"の意味が多すぎます?📙「コア」が「コツ」です!

"as"の意味が多すぎます?


多義語って分かりますか?
「一つの単語に複数の意味があるもの」です。
まずは,日本語から…。

水が流れる
時が流れる
泥を流そう
昨日のことは水に流そう
早速,新車で近くを流して来よう
SNSでデマが流れているよ

多義動詞「流れる」または「流す」。私たちは,これらの基本的な意味が分かっています。そのため,使い方に多少の変化があっても,大体は対応できます。もしこれらに対応する言葉が,全て別々に存在するならば大変です。

多義語というものがなければ,自国語すら習得が困難です。漢字検定や入試を考えると,ゾッとします。

次は英語です。
イコールでおなじみの"as"

I get up as early as my mom.
(「私とお母さん」の「起きる早さ」が同じ)
I'll buy the same pen as you have.
(「買おうとしているペン」が同じ)
I'm working as a nurse.
(「職業」が同じ)
I saw the rainbow as I left my school.
(「時間」が同じ/「場所」が同じ?)
As it was getting dark, I soon turned back.
(「原因」と「結果」が同じ)

"as"が出てきたら,まずは「何と何が同じなのか」ということを意識してみてください。慣れてくると,わざわざ日本語にしなくても意味をつかむことができるようになります。

"as"の意味の中心である「イコール」を「コア」と呼ぶことがあります。日本語と同様,英単語でも,このコアのイメージをつかんでいると,もっと英語が楽しくなるはずです。今は良い時代で,辞書に載っていたり,ネットで調べるとすぐ出てきますよ。

<確認テスト>
Young as he is, he is very reliable.〔reliabe:信頼できる〕
⇒倒置になっていますが,「彼=若い」ということは分かります。
⇒コンマの前の文と後の文を考えて,日本語らしくすると...。
答え👉「彼は若いけれど,とても信頼できる。」
※譲歩的に和訳したほうが良い場合もありますね。文脈で判断するしかありません。

多義語があって良かった!

それではまた!












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