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わらのよもやまばなし

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藁の世界に飛び込んで色々見聞きした事を忘備録的に書いてます。
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記事一覧

わらうち つつぼ きづち

稲わらを叩いて柔らかくする道具で木でできてる道具です。 私の藁の師匠の地域では「つつぼ」というらしい。 この道具の入手方法がわからず ないなら作ればいいじゃん!と思って行動してみたものの 全然簡単じゃなかったーというお話です。 師匠に聞く 師匠は随分使い古したつつぼを持っていて それを使っていた。 良い感じに飴色になっていて長年使っていたのでスベスベしてた。 私の最初の聞き方がよくなかったんだけど つつぼはどうやって作るの?か聞いてみた。 すると丸太を加工すればいいと。

藁保管小屋

自宅のデッキの上に小屋を建てていただきました。 「小屋だろうけど、窓ないから何だろう?」と気になるご近所さん続出で、工事中に見にいらっしゃる方もいました。 「藁を保管したいので窓を付けませんでした」 藁は直射日光をあててしまうと色が変色したり、乾燥しすぎてパリパリに硬くなるのです。 なので窓無しで風通しの良い小屋にしたんです。 と毎回説明してました(^◇^;) DIYができたらお披露目会しようかなー( ´ ▽ ` ) 本当は農家さんの土壁とか使ってる納屋が一番良いんでしょ

藁作り 〜研究〜

今年は自分で藁作りするぞ!と決めて田んぼを借りようと思っていたのですが それは叶わぬ夢に終わりそうだったので、庭でできる小さな田んぼを作ることに。 まずは、苗を作ろう!ということで玄米を発芽させてみようと思います。 古代米にコシヒカリにつや姫。 発芽してほしいな〜。 去年の秋に借りてる畑に植えた小麦も順調に成長中。 #研究 #藁づくり

材料の研究

師匠の藁はふっくらしている。そしてとにかく柔らかい。編むときだって水は吹きかけない。 自分が作った藁は固くて編むときは水を吹きかける。そうしないと切れてしまって編むことができない。 その柔らかさの秘訣は「はぜがけを2週間以上する」らしい。自然乾燥をたっぷりしてその上できぬたでたたく。結構たたく。師匠はそのたたく作業が本当に疲れると言っていた。 わらで作ったネコのおうちを作るには、やっぱり藁から自分で作らないと納得いくものは作れない。 #猫 #ねこ #ネコ #ネコの

わらの研究

わら細工用のわらのことは、やってる人に聞くのが1番ですね。 わら細工に使われるわらの入手は今回してみたものの、どうしたら柔らかくなるのか、そもそもいいわらとはなんぞや?と。思いまして。色々聞いてまわったんですが、なかなかしっくりくるお返事はいただけず。途方に暮れていた時に、わら細工職人に出会うことができたので、図々しくも押しかけて色々聞いちゃいました。 わらの品種わらの品種 ・長いのが欲しいから「コシヒカリ」「もち米全般」「古代米」などを指定して作ってもらってる わ

藁うちしてみた

藁うち機という古い道具を入手することができました。 ▲埃をはらって掃除してるのを監視してる茶トラ猫のきんちゃん。 稲を刈り、乾燥させた後、脱穀した藁は固くてポキポキ折れてしまうので叩いてしなやかにします。 木でできた木槌(きづち)というもので何度も何度も何度も叩くのですが、これは本当に重労働です。腕の筋肉が左右違ってくるくらい。 しめ縄を作ってるおじいさんに藁うちのことを聞いたところ「藁を打つ機械があるんだよ」と教えていただきました。 ▲その時に見せてもらった藁うち

結局のところ材料作りに行き着く

年明けてから町内で『技の匠』の技術を受け継いでいきませんか?というイベントで「しめ縄」講座があり、3回中2回まで参加して、残すところあと1回はあるので、最後はどんな作品を作るか今から楽しみでいます。 さて、昨年1年かけて猫のおうち作りを駆け抜けてみて感じた事なのですが 「結局のところ材料作りって大事じゃん」 ということに行き着いたのです。 昨年の最初に「猫づくら」を作ってみよう〜と本を見て藁をもらって作ってみたら、知り合いに猫つぐらを試作した草鞋職人さんがいて、譲

技の匠からのバトン しめ縄編

私の作品 第1回目 第2回目 第3回目 縄ないができるか?から始まった技の匠からのバトンしめ縄編。 やってる作業は手のひらで2本の藁を転がしてるだけなのだが、これが相当難しい。 匠の手のひらはいったいどうなってるのー? キャーキャー言いながら始まり、右ないができたところで左ないというもっと難しいない方になり、 悪戦苦闘の末に、なんとかできましたとさ。 今回のしめ縄は3回で私たちはできましたが、 本当は、藁作りも学びたいと思ってる私です。

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藁作り〜研究〜コシヒカリの苗を育ててみた

育苗

4月下旬〜5月上旬に開始した育苗でしたが。 結果から言うと上手く育たず。。。でした。 籾殻のコシヒカリは発芽し、順調に葉を伸ばしていったように思ったのですが トロ舟田んぼに植えると成長が止まったような。。。 まだこちらは希望はありそうです。 問題は玄米から発芽させようとした古代米。 こちらは発芽したものの、その後カビてしまい、葉も伸びなくなりました。 完全に失敗です。 1番欲しかった古代米ですが、玄米から育てるのは難易度が高かったです。 ということで、今回は

古代米リベンジ

前回、玄米から発芽させようと試みたけど 残念ながらカビてしまい、育たなかったので 急遽、籾種を購入して育ててみる事にしました。 湯温処理(消毒) 60℃のお湯に10分つける 冷水につける 湯温処理したのち、冷水につける。 毎日水を変える事。 さて、今度こそ発芽してくれるでしょうか?

人力で藁田んぼ作り

古代米を植える場所として、今お借りしてる田んぼの真横に新しく田んぼを作っています。 耕運機で田おこしをし、簡単に畦を作り 水を入れ、代かきをしました。 畦切りをして水漏れないようにもチャレンジしてみました。 無事に水漏れなくできたかは後日調査です。

田んぼメモ

古代米の苗がいい感じに育ったので田植えしました。 不耕起栽培をしてる農家さんがくれた藁は太くていい感じだったので植え方を真似てみることに。 1本ずつ植えると、苗が頑張らなきゃと沢山分けつすると言ってました。 今回の田んぼとの相性はいかに⁉️ 植えた時期も1ヶ月遅かったし、うまく育つかな~? 色々手探りです。 急遽借りられた田んぼの田植えはおわりました。 さて、うまく育つか? 楽しみです♪

麦わらを作ってみた結果。。。

わら細工に欠かせない素材のわらって今では入手するのは結構困難です。何故なら、コンバインで切り刻んでしまうからです。自分で作ってみて改めて思いましたが、本当に大変なんです。機械で出来ないなら人手を増やすしかないし。 もう一つ、農家さんに頼むにしても「つてもない」「手間をかけさせてしまう」とメリットがないわけでして。。。 さらに言うと、わら細工用のわらは、「実をとった余りもの」ではいい素材とは言えず。。。それなりに手間をかけてないとダメだということもわかりました。 結果ー自