美大でのデザインと仕事でのデザインの違い

webデザイナーという肩書きになって2年と少しになりました。色々試行錯誤しつつも、周囲の人に支えられてなんとかやっていけてる(はず?)と思っています…!

かつて私が美大のデザイン学科にいた頃、様々な授業がある中でも、いかにもデザイン!という授業がとても苦手でした。でも仕事となるとなぜか苦手意識なく前向きに取り組めるようになりました。なんとも不思議なその理由を考えてみました。

あくまで「課題」というゆるい縛り

これが一番苦手な理由だったと今は思います。なんじゃそらという感じなのですが、、私の通っていた大学での課題の多くは、ある程度の条件やコンセプト、媒体などは決まっているものの、ほとんど自由に制作してOKというものでした。

つまり「やりたい表現」に合わせて「必要な前提条件」を自分で考えられるのです。可愛いデザインが上手な子なら、若い女性向けの商品や企業を選んで作成し、自分の強みを伸ばすというような。残念なことに私には強みにしている表現はありませんでした。バカ正直なため前提条件を表現の為に付け足すこともできないし、やりたい表現を作るスキルもないしで悶々としていました。自分のやりたい、得意な表現に合わせてうまいこと言える人が評価されるんだ…とひねくれていましたし、自分の表現はコレだ!みたいなものが自分にないことにとても劣等感がありました。

当時活躍していたデザイナーさんたちの作品は、ぱっと見ただけであの人のだ!と分かるほどスタイルが確立されているものが多かったのも、あるかもしれません。

いざデザインの仕事をしてみると、仕事では「前提条件」が厳しく確実にあることが多いことを知りました。ここが授業と仕事で圧倒的に違うところだと感じました。私の場合絶対の条件があるほうが、変に考え込まずに済み、デザインに集中できたのでした。特定の自分の表現に固執することもなかったので、ある意味素直に色々なことを吸収してこれたような気がします。

終わりに

今思えば、もっと授業だからこそできることもあったなと思いました笑
ただ、頑張って前提条件や課題をつくり、自分の納得いく表現にまで落とし込めた課題もあったので(多くはないですが…)なんにせよ粘り強く向き合うことが一番大事だと思いました。ただ学生時代の課題のやりにくさは、これだったなーと最近ひらめいたのでメモです。


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hiroseminami

アート×デザイン=クリエイティブ

アートとは「自己表現を通じて鑑賞者の感情を励起する装置」であり、デザインとは「機能や目的に向けてユーザーの行動をアフォードする装置」である。故に両者の総和たるクリエイティブとは「暗黙知を通じて人々に新しい知見や体験を与えるプロダクトを生む活動」に他ならない。
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