見出し画像

赤門鉄声会ホームカミングディーに出席する

4月20日(土)14時から、東大駒場キャンパス生協食堂2階の「銀杏」にて、[令和6年度 赤門鉄声会総会・ホームカミングディ]が開催された。

赤門鉄声会は東京大学応援部のOB・OG会である。

[式次第]
1部 赤門鉄声会総会
2部 特別講演会
演題:「人の力」と「革新力」が新幹線を進化させ、リニアで日本の未来を拓く
講師:柘植康英さん(S.52卒部、ブラスバンド)
東海旅客鉄道(株)取締役相談役
(前代表取締役会長、元代表取締役社長)
3部 懇親パーティー

この会場は、毎年末に開催している[七朋会](旧7帝大応援団OB・OG会)の会場であり、来年度の[OUEN Japan 信念会]も、1月25日(土)に、「能登復興応援」をテーマに掲げて開催する予定だ。

ホームカミングディーの特別講演会の講師は、原則鉄声会員(東大応援部OB・OG)にお願いしている。

私は前幹事長でもあり、総会・ホームカミングディーには当然皆勤している。
①今回の講師が2年後輩の柘植さんだったこと
②その講演内容も興味のあるものだったこと
もあり、柘植さんの前後の昭和49年卒部〜55年卒部OB・OGが多く出席した。
中には半世紀振りに会うOBもいた。懇親パーティーの後の2次会にも多くのOB・OGが参加した。

兎に角、半世紀振りとは懐かしい。若い時とは様変わりで、誰だか分からない人もいる。
「博重さん、お久しぶりです。卒業以来ですね。博重さんが主将の時の1年の◯◯です」
と名乗っていただいて、やっと名前と顔が一致する。

背中が丸くなった後輩がいる。緑内障で障害1級になった後輩もいる。仙人のような白髭を生やした後輩もいる。癌を克服して元気になった後輩もいる。
先輩たちはと言えば、多額の年金をもらっていらっしゃるのだろう。皆んな悠々自適の生活を愉しんでいる人たちばかりだ。

なんだかんだ言っても、このように出席するOB・OGはまだいい。人生を捻くれて、同期たちに会うことを避ける人たちもいる。
そんな人は、中途半端に偉くなった人に多い。偉くなった人の話は聞きたくないと思うのかもしれない。寂しいことだ。私など、全く出世街道を外れて生きてきたから、そんな価値観は持ち合わせていない。
兎に角、半世紀の人生は人を変えてしまうのだ。いや、半世紀経って隠れていたものが表に現れるということか。

「皆んな、歳を取ったものだ」と思う。皆んな、身体は劣化する。絶対的に劣化する。その反比例に、精神を高めることでバランスが取れるのだ。皆んな、精神を高めているか。不老不死のアンチエイジングばかりに精を出しているようでは真の人間ではない。

私のような生涯現役、意気益々盛んという人は、東大応援部OBにはほとんどいない。

今の東大生はベンチャービジネスにチャレンジする学生が多くなってきたようだが、私たちの年代では"目指すところは高級官僚か大企業の偉いさん"というサラリーマン人生だった。だから、皆さん、老後は悠々自適の生活を送ることを理想としているのだ。

皆さん、私の生き方を珍しく思うのだろう。「生前葬や出陣式?、ヘェー、変わったことをするね」、「今が第二の人生の1歳半とは、これから何をしたいの?」、「生涯現役とはそんな死ぬまで働くなんて、そんな人生は御免被りたい」等々。

私は"やりたいことは山ほど"ある。しかし、身体が言うことを聞かなくなるから、よく身体の声を聞いて、"無理をすることなく長く生きて"、やりたいことを"同じ想いや志を持った人たちのお力をお借りして果たしたい"と思うのだ。
そのための生前葬であり、出陣式であり、応援哲学である。

私がそんなことを真面目に思って生きていることは皆んな分からないだろう。たとえ、分かっていただいても、私のような生き方を真似しようなんて誰も決して思わないだろう。

銀行時代に、私が一目も二目も置いていた支店長から言われた言葉がある。
「小林は"幼子の心"を持っているんだな。だから、人の懐にスゥッと飛び込んでいける。相手もそれを何も警戒しない。誰とでも仲良くなることができる。オーナー経営者ともすぐ仲良くなる。ベンチャービジネス開拓にはピッタリだ。これからの人生、その"幼子の心"を失くさないことだな」

幼子の心を忘れない。それは、一般的にはビジネスでは相応しい性格ではないかもしれないが、突き詰めるていくと一番相応しい性格なのだと思う。人はそこまで突き詰めていないから、相応しくないと思うだけなのだ。

私をカヴァーしてくれる人がいたら、そのコラボレーションは最強のビジネスを産むかもしれない。それはいつになることやら。

できるだけその時が早く来ることを願って、これからの後半人生、頑張っていきたいと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?