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応援とは何か?

令和5年10月22日(日)、慶應義塾大学三田キャンパス内の「カフェテリア」で[六旗会]が開催された。

[東京六大学野球連盟]

毎年春秋に、明治神宮球場で東京六大学野球リーグ戦が開催されている。
同リーグは、1903年に早稲田と慶應の対抗戦が発祥だ。1914年に明治、1917年に法政、1921年に立教、1925年に東京帝大(現、東大)が加わり、東京六大学野球連盟が創設された。再来年の2025年(令和7年)に100周年を迎える大学野球リーグ最古のリーグだ。

[東京六大学応援団連盟]

東京六大学野球の応援をベースに結成された応援団連盟だ。
1947年(昭和22年)、戦後の荒廃の中で、南原繁東大総長が、「大学の復興はスポーツの振興に依る」と呼びかけられて、東京大学応援部が創設され、ここに東京六大学野球を応援する六大学の応援団(応援部、応援指導部)が揃った。
そして、同年に東京六大学応援団連盟が結成された。東大応援部と同じく、東京六大学応援団連盟も、今年が76周年になる。

[六旗会]は、東京六大学応援団連盟のOB・OGが結成した親睦会だ。今年の幹事校は慶應義塾大学であり、三田の慶應キャンパスで開催されたものだ(来年の幹事校は明治大学。続いて、東大⇒早稲田⇒立教⇒法政と続く)。参加者は180名強。

来賓は、東京六大学野球連盟の先輩理事の皆さんと、各大学応援団(応援部、応援指導部)の部長(大学教授)の皆さんだ。

校歌(明治、早稲田、立教、法政)、塾歌(慶應)、応援歌(東大。東大には校歌がない。応援歌「ただひとつ」が校歌替わり)の斉唱に始まり、歓談ののち、チアリーダーOGチームによるチアダンスと、各大学の第一応援歌披露がある。バックミュージックは六大学応援団OB・OG合同によるスペシャルバンドだ。

歌って、演舞・演奏して、踊って、という、たったそれだけの親睦会だが、1年振りに会う仲間もいて、懐かしく、応援団だけあって、お互いに元気をいただく会だ。

12月2日(土)に東大駒場で開催する[七朋会]は、このような親睦会を目指している。
如何せん、[六旗会]は、明治神宮球場という野球のメッカで開催される東京六大学野球リーグ戦と、野球を応援リードする応援団がバックにあり、その歴史も古い。
他方、[七朋会]は、1975年(昭和50年)に旧帝大応援団(部)を卒団(部)した私たち同期の同期会の延長だ。まだまだ、一同期会のレベルに毛が生えたようなものだ。
これがもっとポピュラーになって、自然体で開催することができるようになればと思っている。

ただ、[七朋会]には[六旗会」にない"一つの想い"がある。
"昔を懐かしむ"という過去を振り返るだけではなく、応援披露により、応援団(部)OB・OGのこれからの生き方、後半人生を考える機会にする"人生談義の会"にしたいと思うのだ。

応援とは何か?
とネットで繰ってみたら、東大応援部の吉田莉々さんのnote blog に出会した。
吉田さんは東京大学応援部4年のチアリーダー部員であり、幹部の役職は鉄声会総務(OB・OG責任者)である。

大学応援部の後輩の彼女が、『応援の本質』をこのように追求(追究)していることに、「私の想いを引き継いでくれる人がいたんだ。素晴らしい後輩がいたんだ」と、深い感動を覚えた。

私が70年間、考え行なってきて、漸くたどり着いた思考を、彼女は東大応援部の4年間で血肉にしたのだ。
その深掘りは、頭脳が明晰なだけではできるものではない。人間が好きで、人を思い遣る「恕の心」を持っているからだ。
素晴らしい‼️❣️の一言に尽きる。
まさに、東大応援部での4年間の大学生活は人間をつくる。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

『応援』とは何か?
チアリーダーズ四年 吉田莉々さんの「note ブログ」をご紹介させていただきます。


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