見出し画像

世間の常識に染まることなく、第二生を生きる

10月17日(火)、参議院議員石田まさひろ政策研究会主催の[第11回 朝の勉強会]がホテルニューオータニ(鳳凰東中の間)にて開催され、Flora(株)CEOのアンナが「企業における女性活躍の現状と未来」と題して講演した。

講師略歴

石田昌宏さんは、東大応援部では私より14代後輩の吹奏楽団。看護師。

今回の参加者は、50数名。医療福祉関連の経営者が多かった。
この業界は女性が働く比率が高く、皆さんは、意識は高いものの、「どのような環境整備をして女性活躍をサポートしようか」と具体的対策に頭を悩ませていらっしゃるようだ。
その証拠に、10名近くの人たちからの活発な質疑があり、終わったあとの名刺交換の時間には約20名の方々が列をつくって、アンナと名刺交換をされた。私もアンナの応援団長として、アンナのあとで名刺交換をさせていただいた。

日本でも"女性活躍"が叫ばれて久しいが、現実は掛け声だけが先行していて、現実がそれに追いついていないところがある。
付け焼き刃的に、女性の社外取締役でお茶を濁しているところがあって、一定比率のプロパーで実力がある女性が続々登場するという段階には程遠いと思われる。
女性活躍のための具体的環境整備が求められている。そして、それがあって初めて、人間の意識が変わり、社会と会社の文化が変わっていくのだと思う。

良妻賢母
男を立てる
男を支える
しおらしくする
3歩下がってついていく

そんな女性が、日本の女性の理想像と言うのが昔の日本だった。
これは、「何かことがあったら女性を守るのが真の日本男子だ」という男の沽券から来ているのだろうが、これも男サイドからの発想ではないだろうか。これは、もう時代遅れの発想だろう。
草食男子が多くなった現代では、逆に女性が男性を引っ張っていく時代であるとも言えるだろう。

私は、男女は別々の特徴を持っているのだから、それぞれの特長(男らしさと女らしさ)を持ち寄り、協働することによって、日本社会を変革していく、地域を活性化していくことが求められているのではないかと思う。

そして、"義理"と"人情"と"意気地"の"任侠の世界"は、誤解を恐れずに言えば、現代にこそ、男に限らず女にも求められるものだ。
これからは、任侠をベースにして、男女が協働して、温かい"人間中心の社会"に変革していくことを目指していきたいと思う。
そんな意味で、私は応援団長として、社会起業家アンナのサポーターをしていこうと思う。

齢70という年齢は、現代の世の中では決して老け込む歳ではない。
私は、「これからが生まれ変わった新しい第二の人生が始まる、上り坂の人生が始まる」のだと、心からそう思っている。

しかし、共に働く人たちは、私と同年代はほとんどいないのが現実だ。仲間たちは、歳の離れた弟だったり妹だったり、息子や娘だったり、ついには孫たちだったり。
「あぁ、私は歳を取ったんだな」と、働く仲間たちを見て、そんなことを感じている。

高校の同期とメールのやり取りをする。
コロナ禍で出来なかった同期の"古稀の祝い(合同同期会)"を、来秋に金沢で開催しようと言うので、メールアドレスを整備した。

当初は、同期154名の内、6名が鬼籍に入ったと思っていたのだが、さにあらず。
この人も、この人もと、何らかの病気持ちで、健康な生活ができていない人が何と多いことか。癌をはじめ難病に苦しんでいる人の多さに驚きを禁じ得なかった。

それと、70歳にもなると、サラリーマンならずとも現役バリバリで頑張っている人は数えるほどだ。
"悠々自適"と聞こえは良いが、ゴルフや旅行や趣味の世界に生きることで、これからの人生の後半戦をどうして生き生きと生きることができるものか。
そういう私も同じ70歳だと思うと、ちょっと寂しくはある。
こんな同期たちのことを思っても、また、「あぁ、歳を取ったものだ」と寂しく思う。

しかし、思い直す。
そう思うことは、"汝自身を知れ"で、意味があることだ。
自らの年齢と身体の衰えをしっかりと自覚することをベースにおいて、上り坂の人生を真っ直ぐに歩いていくことだ。
私は何事も前向きに考えることにしている。それが"運がいい人生"を生きることになるからだ。

・清濁併せ呑むこと
・大胆さと細心さを併せ持つこと
・両極端を併せ持つこと
・美しい人は美しく、そうでない方はそれなりに(樹木希林、富士フイルムのコマーシャル)
・大器は人を選ばない
・我以外皆師(われいがいみなし、吉川英治)
・応援は黒子

私にはまだまだやることがある。やらねばならぬのだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名小林博重)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?