見出し画像

OUEN Japan の目指すところ

昨日(10月20日)、了聞の馬形さんが、畑山花朱美さん((株)ハウスボードクラブ お別れ会事業部 マネージャー)を同行して、私の事務所にいらっしゃった。

https://shukatsu.life/shigoto/2105/

私は、都市型納骨堂を運営している了聞で終の住処を求めた(私が言う終の住処は、人生の終わりに住むと言う住処ではない。私がこれからの第二の生を全うして、次の世に旅立つ先の住処のことだ。すなわち、私が入る墓を南麻布了聞に求めたということだ)。

私は能登半島の中能登町に生まれ、中学生まで育った。先祖代々の墓も中能登町にある。東京から金沢へは北陸新幹線で2時間半と、時間は半世紀前の1/3に短縮されたが、その金沢から中能登町(能登部駅)へは、七尾線で1時間半。それも七尾線は1時間半に一本の気動車しか走っていない。能登部駅から墓まで半時間かかる。何だかんだで、東京→金沢へ行く倍はかかるのだ。

もし、私が能登の墓に入っても、子や孫たちが年に一度も墓参してくれるとは思えない。そんな思いもあって、古稀になったことを機に、青山の自宅から徒歩でお参りができる南麻布に終の住処を求めたのだ。
それがご縁で、了聞で午前に生前葬を行い、午後に、車で15分の日本青年館で第二の生の門出を祝う出陣式を行なったものだ。
だから、生前葬と言ってもお別れ会ではないし、私がお骨になったわけではない。畑山さんのお仕事の海洋散骨も、今のところまだまだご縁がない。

畑山さんには、彼女に何か参考になることがあるか分からないが、私がどんな動機で生前葬&出陣式を行なったのか、それから1年半近くが経ち、今どう思っているのかをお話しした。

私は"下り坂の人生"を生前葬&出陣式を機に、"上り坂の人生"に切り換えたいと思ったのだ。
いや、そうではない。
それまでの人生は、決して下り坂ではないが、古稀近くになると何事も若い時のようにはいかなくなってくる。しかし、まだまだ若いと無理をすると、身体を虐めてしまうと心も病んでくるようになる。村田英雄の"皆の衆"ではないが、🎵無理はよそうぜ、身体に悪い🎵のだ。
それでは、後半人生は油が切れて、ガタガタ人生になってしまう。

自分の現在を素直に見つめ、汝自身を知って、それではどうしたら、"人のため世のために生きる"ことができるのかに思いを致して、人生を"生前葬&出陣式でリセット"して、ゼロからのスタートを切ろうと思ったのだ。

今は、やって良かったと思う。人生が様変わりした。白黒テレビがカラーテレビになったようだ。
心が健康・健全になると、身体を労わろうとして健康になる。一人ではできないからできないところを助けてもらおうと思って、人を大切にするようになる。そうすれば、自ずと人との関係も良くなる。若い友人がどんどん増えてくる。(私より)若い女性たちとも自然体で接することができるようになる。いいことずくめなのだ。

そんな意味で、畑山さんには、元気が出る"生前葬&出陣式"のようなイベントを企画してみたらと話した。これからの自分の人生のためのイベントは、それはきっと人のためにもなる。
きっと、参列した皆さんは、「そんなに元気になるんだったら、私もしてみよう。そして、元気な第二生を生きていこう」と思うようになるのではないか。「みんな絶対元気になる。そんな企画も面白いのではないか」と、そんな話をした。

OUEN Japan は、当初は「日本人大学生と来日留学生の応援団」としてスタートした。
それが、彼らたちを応援してくれる「企業(OUEN Company)の応援団」に、それが拡がり、「地域の応援団」に、そして、女性活躍を応援する「女性の応援団」にまでウィングを広げてきた。
これからは、シニアを元気にする「シニアの応援団」にも拡げていこう。そうすれば、皆んな、一層有機的につながり、Win Win Winとつながっていく。

畑山さんと話していて、そんなことを思った。

それがいい。OUEN Japanは、その名の通り、日本を応援するのだ。全ての日本を応援する。
私も高齢者だ。同輩たちを応援することにも、もっと思いを持って取り組んでみようと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?