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フリーランスになってからの話

2020年4月から個人事業主になり、広告漫画を仕事として始めて4年目に突入しました。
2年ちょっとパートと兼業でやってきましたが、昨年10月からフリーランスになりました。
いい機会なので、振り返ってまとめを書きたいと思います。





フリーランスになる前の生活


コロナ禍で働いていたパート先が時短になり、どうしようかと思っていたところでクラウドワークスを知り、漫画を仕事にするようになってから2年と少し経った頃、
少しづつ経験を積み、収入もパートを越えるようになって
「もしかして、フリーランスになって漫画で収入を得られるのでは?」となりました。

当時のツイートを見ていたら、1年くらいずっと「悩んでいる」と呟いていましたね。


当時の平均的な1日のスケジュール

時間を作るため…

パートと兼業していたため、とにかく時間がなかった。
出勤も、交通機関を使うと1.5倍になるので時短のために車を使用。
駐車場代もガソリン代もかかるけれど、時間を捻出するのを優先していました。

元気な時は朝早く起きて、家事をダッシュで終わらせて仕事したり、普段からiPadをもって会社の昼休みに仕事したりしてました。
夕方からごはんが終わるまでは家事をするので、落ち着いて仕事をスタートできるのはどうしても夜になります。
納品が近い時は、寝る時間を削るしかありませんでした。
そんな生活を続けて、体調を崩すことが増えてしまいました。

限られた時間の中で、とにかく時短が最重要課題…
クリスタの機能を調べたり、3Dや素材を使う。
そもそも描くスピードを上げるために練習する。
などやりました。

もっと仕事を受けて収入を増やしたかった

私の目標が「書籍の仕事をすること」でした。
それが叶って、2021年に児童書籍の漫画のお仕事を頂きました。
とても楽しくて、できたらこれからももっと書籍の漫画を描きたい…もっとお仕事をたくさん受けたい。子供の学費も稼ぎたいんだ私は。
でもパートをしながらだとそれは無理…



フリーランスになる決意をする


という経緯で、主人や家族の後押しもあり、やっとフリーランスへの一歩を踏み出す事にしたのでした。

あと、当時私は50歳になり
こうやって描いていられるのも後せいぜい10年か15年。
描ける時間はどんどん短くなるな…人生1回しかないのに。って思っていました。



フリーランスになってからの1年間


フリーランスになってからも、朝の忙しさは変わらないのですが、ちゃんと余裕をもってお弁当を作れるようになりました。

掃除と洗濯をすませたら、ちょっとお茶をしてメールとツイッターのチェック。
予定を確認して、外出がある場合は午前で済ませるように。ない場合は、10時に始業。
お昼ご飯は適当、家族が帰ってくる夕方までに仕事をひと段落させます。

仕事の余裕があるときはここで閉店

納期が迫ってる時は、夜の部の仕事は19時くらいから寝るまでやります。
もっと忙しくなったら、1時までかな。
フリーになって、時間と精神的な余裕はかなり増えました。

受けられる仕事量が増えたので、収入が増えました。

倍くらいになった月もあります。
有料記事に売上公開しているので興味がある方はどうぞ。

制作会社に数社、漫画家登録したのもよかったと思います。
候補漫画家として声はかかるものの、最初は全然ダメでしたが、少しづつ採用が増えて仕事も増えていきました。

漫画家登録は、複数の会社に登録しておいてもいいかもしれません。
私は10社くらい登録してます。
制作会社のカラーもあるので、相性もあるのではないかと思います。

SNSにformも設置しました。


ポートフォリオサイトも充実させるようにしました。

仕事を募集する窓口を増やすのはとても大事な事だと思います。
まず自分を見つけてもらえるようにしないと、仕事もきません。

私は普段から、自分がやりたい仕事は声を大にして繰り返し言うようにしています。
お陰でやりたかった書籍のお仕事も声をかけてもらえる事が増えました。


いい事ばかりで、フリーランス万歳みたいな事は言いません。悪い事もあります。

収入にムラがある
パートの収入は毎月必ずあるのですが、フリーの仕事はやった分だけです。
定期的に仕事があればいいのですが、少ない月もありどうしてもムラがあります。

動かないので太る…
フリーランスになった結果、運動しなくなり太ってしまったことを反省しています。
自己管理がとにかく大切なんですよね、フリーランスは。

仕事しすぎて結局忙しい
たくさん仕事できるのが嬉しくて、たくさん受けてしまってものすごく忙しくなってしまいました。
自分のキャパシティーを見極めて、無理をして迷惑をかけないようにしないといけません。これも自己管理ですよね。


成果と課題


フリーランスとしての1年間の成果として、
新しいクライアントとの仕事も増え、幅広い分野での経験を積むことができました。
特に書籍のお仕事は刺激的で、これからもたくさん携わりたいと思っています。
制作会社からのお仕事も、視野を広げさせていただき経験をたくさん積ませていただけています。

一方で、依然として時間管理や仕事量の調整が課題です。


以上を踏まえて、
フリーランスとしての活動を長く継続させるには

1.普段から自分という作家がいる事を、いろんな場でアピールする。
2.同じ広告漫画の仕事をしているコミュニティに参加する。
3.スケジュール管理、仕事量の管理
  自分に合ったやり方を考える。
4.絵の練習も息を吸うようにする。
5.健康維持は最優先事項。
6.仕事は人対人なので、礼儀を忘れない。

この6つを実践しつつ、息の長いフリーランス生活を送
れるよう精進したいと思います。


さて、次はリアルな収入の話です。
どれくらい稼げるのか興味がある方は、有料ですがどうぞ。夢見すぎない程度の額です。

うちは人生で1番お金がかかる時期の子どもがふたりいます。頑張って働いているのも2人のためです。
専門学校の学費、大学の入学金はなんとか貯められました。



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