ドライブ・マイ・シー

発光したい、発行したい、発酵したい、
ビョウインには行かない、
ふくらんでいくからだを空にして、殻にして、
いのち以外のすべてを詰め込みたい。
波のように流れる胸に耳をつけると、
いつでもわたしの誕生日を祝う歌が聴こえる、
うるさい、
うるさいな、
耳をぎゅっとふさいだのは、
君以外のほとんどと手をつなぎたくないからだった。
 
 
信号が赤になったときじゃなくて、
青になったときに駄目になるんだって。
ブレーキとアクセルの違いがわからない、
ブレーキもアクセルも自分で踏みたくない、
免許を持っていない、
息継ぎもできないような速さの歌が聴きたい、
ここが海だと間違えたい、
なのに買った、
花の香りの入浴剤。





生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。