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壁打ちを人間にお願いする不思議

壁打ちというのは、ボール競技の練習方法ですね。壁に向けてボールを投げたり打ったりして、狙った場所に行くようコントロール力を鍛えます。
一人で練習できるうえ、帰ってきたボールに反応することで持続的な練習になります。単純ですが、地道な練習といえます。

ツイッターで壁打ちといえば、フォロワーがいない状態でつぶやき続けることを指します。誰も聞いていないところでつぶやく一人きり感が壁打ちを表しています。

仕事でいうなら、どんな方法になるでしょうか。
品質の良いものを見て、それと同じ品質になるように何度も作ること。
数字を変更して再計算して、数式が正しいことを確認すること。
想定質問を作って、自分で回答すること。
さしづめそんなところでしょうか。

ところが、一部の方々の言う壁打ちは一人でできません。自分の考えを誰かに聞いてもらうだけ、あるいは質問してもらうことです。ここでは壁となる人が必要になります。その時点でもう壁じゃなくなっていますね。

一人練習の意味の壁打ちではないものの、好まれているのには理由があります。昨今の仕事ではスピード勝負、いつまでも一人で練習してられません。メンターのような存在をつくり、自分の考えを人に話すことでアウトプットにしていくことが求められます。

とはいえ、人に聞いてもらうからには、その前の一人壁打ちをしてからにしたいものです。

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