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43歳のおんな~眠れない~

これまでの話はこちら。

病名がつき、対処法の薬が出たことで、少しは安心できるようになりました。熱は全く下がらないわけではないのです。解熱剤を飲むと37度台まで下がるのですが、2~3時間後にはまた上昇し始め、38度台になります。要するに、1日のうちに2~3回も高熱アップダウンが訪れました。1週間会社を休み、そのあと復帰したのですが、体力を消耗しているのと、高熱で頭が朦朧とする時間があるので、仕事への集中力が欠けていたと思います。

約1カ月、こうした状態が続きました。この時ほど体内時計を意識したことはありませんでした。というのも、毎日きっかり同じ時間に同じ症状が起きるのです。

6:00熱で目覚める →38度台まで熱が上がる →8:00 熱が37度に下がる →18:00熱が上がる →38度台まで熱が上がる →20:00熱が37度に下がる 

これを会社生活に入れるのが難しかったです。当時の上司がいろいろと配慮してくれたので、在宅勤務やフレックスを組み合わせながら働きました。

体温のアップダウンが生活のリズムになったからと言って、楽になるわけではありませんでしたが、仕事はできるようになっていました。朝夕の2時間ずつ身体を休めることができれば、他の時間に働くことができました。当時、在宅勤務は限られた人しか利用できなかったので、それ以来、全員の働き方を柔軟にすることを重要視するようになりました。

そして12月。新しい薬になりました。それが身体に合ったようで、そこから3か月かけて徐々に回復しました。最終的に熱が出なくなったのは翌年の5月頃でした。新しい部門に異動して、役割が変わった1年目だったこともあって、周囲からはストレスだと言われました。真相はわかりませんが、心当たりもありました。最初に風邪だと思って病院に行った日、首の甲状腺のあるあたりに、傷ができていたんです。ひっかき傷のようなものでした。もしかするとそこから菌が入ったのかもしれません。

これを機に、甲状腺の検査を丁寧にすることにしました。そしてわかったのが、甲状腺機能亢進症でした。現在もお付き合い中です。末永く仲良くしていけそうです。

しらんけど


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