見出し画像

43歳のおんな~からだが熱い~

43歳の頃、突然の高熱に悩まされました。そろそろ忘れそうなので、書いて残しておきます。誰かの参考になれば幸いです。

10月のある日、39度の熱が出ました。昼間から体がだるかったのですが、段々関節が痛くなってきて、熱を測ったら38度以上。その日は解熱剤を飲んで寝ました。夜中もつらかったのですが、翌朝まで待ってみたところ、熱は39度以上。これはまずいと思って、仕事を休みました。風邪だろうと思い、一日安静にしていましたが、その日も熱が上がったり下がったり。翌日も会社を休み、近所の小さい内科へ。というのも、いつもの病院まで歩くことすらできなかったのです。最も近いところに行きました。というか、受付前で倒れこみ、すぐにインフルエンザ疑いで隔離されました。しかし、インフルエンザ検査は陰性。解熱剤をもらって飲みました。

3日経ち、まだ高熱が続いていました。病院でまた解熱剤をもらい、自宅で安静にしていました。さらに3日後、再度病院に行ったところ、医師がわたしの喉を触って「あ!わかった!!」

なになに?弱ってるときにそんなんやめて。と思ってたら、突然言われました。「これは甲状腺かも」

そこからすぐに血液検査をしまして、その場ではわからず、あいかわらず解熱剤を飲みながら待っていましたら、3日後に結果が来ました。

亜急性甲状腺炎です

なにそれ。と思ったのはわたしだけでなく、医師も同じだったようです。画面に視線が釘付け状態で、病気の説明文を読み上げました。

亜急性甲状腺炎は甲状腺の痛みや発熱を伴い、甲状腺に炎症が起こる病気です。「亜急性」の症状は「急性」より長く続きますが、慢性的に続くわけではありません。男性より女性に12倍程多く、30~40歳代の女性に多く発症します。

画像1

↑甲状腺の治療で有名な伊藤病院のページからお借りしました。


怖くなりました。自分を診てくれてる医師が、他の病院のwebページを読み上げているんですよ。そもそも、1週間前とほとんど状況が変わらず、今になって「風邪じゃなかった」と言われてるだけでも信頼しにくいのに。

それでもこの医師しかいません。1週間で体力の落ちた身体で他の病院に行くことは難しいです。そこでいくつか尋ねてみました。

どういう状況ですか?
 →血液検査でここ(CRP)が高くなっています。

甲状腺ホルモンが急に血中に大量に出ます。ひどくなるとバセドウ病になります。さまざまな症状があらわれます。

なぜ炎症が起きてるのですか?
 →原因はわかりません。ウィルス感染の可能性もあります。

いつ頃まで続くのですか?
 →すぐに終わる可能性もありますが、長引く可能性もあります。

食事しにくいのですがどうすればいいですか?
 →ゼリーとかポカリスエットなどで水分補給をしてください。

薬は?
 →この病気の薬を出しますので服用してください。


ということで、解熱剤のほかに副腎皮質ホルモンの薬を服用することになりました。ここまでが43歳の秋の出来事でした。まさか翌年までこの状況が続くとはこの時予想していませんでした。

次回に続く。

応援いただけると嬉しいです。 サポートしていただいた分は若い女性の育成にあてます。