根岸Sと東京ジョッキー番付

 土曜は朝から出かけて競馬を見られなかったので、帰ってからざっと映像と結果を確認しました。
 東京のダートは時計がかかってますね。木曜に凍結防止剤がまかれたとのことで、3勝クラス銀蹄Sの上がりが37秒0。大型馬が有利。

 午前中は前残りやインを突いた馬の好走が目立ち、おお、これは外からの差しが届かない馬場かと思いましたが、銀蹄Sは後方から大外を回ったハチメンロッピが差し切り。ペースが速くなれば、ちゃんと差しも届く。

 芝はオープンの白富士Sで1分57秒2、勝ち馬ロードデルレイの上がりが33秒2。1回東京にしては速いタイムが出ています。あまり後ろからでは届かない。

 一方の京都の芝は、外伸び馬場のまま。ただし、先週と大きく違うのは、ほとんどの馬が直線で外に出していること。

「外伸び馬場だから外を通った差し馬が有利」ではなく、「内枠の先行馬が直線も外に持ち出して押し切り」とか、「先行馬が外へ出すため、後ろの馬はさらに大外へ振られて、距離損が大きくて届かない」とか、「ならば直線はいっそ、がら空きになったインに入ったほうが正解の場合もあり」とか、そんな馬場です。

 外伸び馬場でみんなが外を回すと、また内の先行馬が有利になるという、馬場変化の例を示す格好の題材です。最終レースは枠連1-1で決まりそうでした(1枠が1着と3着)。
 こんなときは内外どっちが有利かを気にするより、展開がゆるければ前、展開が厳しければ差しも届き、ただし後ろすぎると大外を回されて厳しいと、ぼんやり考えながらペースを重視するのがいいと思います。

 今週の内容は。
1 重賞展望は根岸Sを。シルクロードSもざっと触れています。

2 日曜の推奨馬は、小倉と京都からピックアップ。

3 馬券術は「東京芝のジョッキー番付」を特集します。

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