５月号の始まりです。早いですね。
　最近の内容は予想に偏りすぎではないかというご意見をいただくこともあり、あらためて基本のスタンスを見直したい。

　予想を売るのではなく、予想の考え方や筋道を提案する。最終的な結論は読者に任せつつ、こんなふうに考えれば正解に近づけるのではないか、読むことで馬券力も向上していくはずだ、そんな内容が理想です。

　中学生や高校生の頃、数学の解き方に「補助線を引く」という方法がありました。
　この角度を求めなさいといった設問で、そのままではわかりにくいものが、補助線を一本引くと、たちまち答が求めやすくなる。競馬はあれに似ていると思っています。
　レースはどれも解き方が違う。それぞれのレースにどう補助線を引くか。適切な補助線を引ければ、ぐんと正解が見えやすくなる。でも、補助線の引き方がワンパターンでは、常勝組に入れない。

　何の話を始めてしまったのか。学生時代の数学の問題など思い出したくもないという人もいるでしょうから、もうやめます。適切な補助線を引けるよう、意識していこうと思います。

　今週の内容。
１　Ｇ１展望は、ＮＨＫマイルＣ。

２　馬券術のコーナーは「東京芝1600のロベルト系」について。

３　日曜５月５日の推奨馬は、新潟大賞典などからピックアップ。新潟大賞典は過去10年、１番人気も２番人気も勝ったことがない重賞です。

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「ＮＨＫマイルＣの展望」