北京冬季五輪、2月5日6日まとめ

 北京五輪の観戦ざんまい。メモをまとめた。
 ツイートしようかなと思いつつ、でも、詳しくない競技にニワカで感想を述べても知ったかぶりでズレるんだろうな、そういう人いっぱいいるし、と自粛した分をこっちに。だから、ニワカの的外れ疑惑も混じってます。
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2月4日
●北京五輪開会式の演出を担当したチャン・イーモウの紹介に、「代表作『HERO』」と出るのが納得いかない。代表作は『初恋のきた道』の一択。異論は認めない。

2月5日
●北京五輪。17時半から高木美帆の3000m同走は、平昌の金メダリストのアクテレークテ。直近の選考会の記録は
高木美帆 3:59.81(日本1位)
アクテレークテ3:59.20(オランダ3位)
 ほぼ同じ。先着すれば銅メダルの可能性ありの目安で応援!

●3000mの本命はオランダのスハウテン。4年前の五輪、マススタートで先頭を滑りながら最終コーナーで外に膨らみ、内から高木菜那に差されたあの選手が、今はオランダ長距離のエース。金メダル4個狙ってます。

●高梨沙羅さんが3度めのオリンピックで4位になったときの表情が、上村愛子さんが4度めのオリンピックで4位になったときの表情に似ていた。

●ショートトラックは相変わらず、地元国に有利な判定が出るいかがわしさ全開。混合リレーの中国も準決勝で落ちたかと思いきや、ロシアとアメリカを失格させて救済。たなぼたの決勝進出からの見事な金メダル(笑)。ソルトレイクのアポロで懲りた。

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2月6日
●樋口新葉さんの五輪初演技を見届けたら、急に腹が減ってきた。こっちが緊張してどうする。
 こんなに優雅で柔らかな樋口新葉は感慨深いものがある。以前は、元気いっぱい、ところどころ雑というイメージだったから、積み重ねてきた年月の重みを感じる。フィギュアスケート団体。女子SP。

●団体戦という縛りの中で、個人の自己ベスト記録を更新していく日本人という謎種族のメンタリティ。宇野昌磨くんも鍵山優真くんも。  
 これでほぼメダルは確定。良かった。表彰台の樋口新葉ちゃんが見られる!(そっち?)

●中国のアイスホッケー代表、カナダ人やアメリカ人だらけで中国人が半分もいなくてズルい。と思ったけど、長野五輪の日本代表もこんな感じだった。あれ以来、日本男子はオリンピックに出場できていない。国土計画は消え、プリンスホテルも外資ファンドに身売り。

●スノボの岩渕麗楽。決勝3本目は勝負の大技に挑むも、転倒して5位。悔しそう。若いんだから、インタビューはもっと悔しさを吐き出せばいいのに。彼女に限らず、まず最初に感謝の言葉を述べるのは、JOCの指導でもあったのだろうかと勘繰ってしまう。 

●わずか0.1秒でもタイミングが狂えば一発でおじゃんになりそうな競技で、前評判通りに金メダルを獲るメンタルとスキルに恐れ入る。
 これで笠谷幸生、船木和喜、小林陵侑と、3人全部、金の瞬間を生中継で見たぞ。というか冬季五輪の日本の金メダル15個、全部、リアルタイムで見ている。ミックス団体も楽しみ。

●小林陵侑のノーマルヒル金メダル。実況アナの名セリフが出なかったのは残念だけど、「跳んだっ! 決まったあ、決まったあ~!」は、笠谷幸生の札幌金メダル実況「跳んだ、決まった」へのオマージュだと思いたい。
 2本目だけなら5位。しかし1本目、ランク上位の選手がみな追い風に苦しむ中、ひとり大ジャンプの貯金が大きかった。

●カメラに抜かれた日の丸の原田雅彦さんに「ああ、原田さん、応援に行ってたんだ」というコメントを見かけたが、チームの総監督だから(笑)。どこにいても役職のある人に見えない。

●モーグル川村あんり5位。メダルまで0.6点……。NHK解説の上村愛子さんがかつての自分に重ね合わせるかのように、うっすら涙を浮かべながら「もっと点数が出てもいいのに」と言うのがせつない。でも「まだ何度でもチャンスはあります」に救われた。

●このインタビューはスポーツニュースでも扱われてないから、もっと見られて欲しい(2分50秒から特に)。泣いてまうわ。
女子モーグルの住吉輝紗良さん。
https://www.gorin.jp/video/6295871316001/


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