昔の人はいい車に乗っていい時計をすることがステータスだったようですが、もしかして今ってその価値観が古くなってる？と思った話です。

きっかけはたくさん稼いでいるはずの人が、車を持たずアップルウォッチをしていることに気付いたこと。

なるほど、昔の人は贅沢をしたり、見栄を張ることに価値を感じていたけど、今はいかに効率的に動くかということに価値を感じる時代のようです。

確かに都会に住んでいたら車なんて必要ないし、必要なら最低限人を乗せて動くものを選べばいい。腕にわざわざつけるなら、ただ時間だけを知るものよりもっと機能が詰め込まれたものを選びたい。合理的で研ぎ澄まされた新人類の感覚です。

世界は少し前まで戦争を繰り返して貧しい状態が続いていたので、贅沢こそが最高の幸せだったのかもしれません。しかし今はモノが溢れかえっていて、常に贅沢ができている状態。今価値が最も高くなったのは、時間なのです。

貯めたお金でいい車を買ったり豪邸を買って貯金をからっぽにするのはナンセンス。不労所得のために投資にお金を回し、無駄な労働をなくしていく。これが今の考え方。

車や時計や服やバッグにお金をかける人を、古い人だと皆が感じる日も近いのかもしれません。