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今年(去年)も聴いたアルバムからオススメを押し付ける時期がやってきたPart3

(この記事には、無念にも2024年を迎えたヨサカからのツッコミがかっこで入ります)

記事が更新されたリアルタイムで読んでいない方はわからないと思うが、
私はめちゃくちゃ焦っている。
なぜなら2023年が残り10時間しかないからだ。
(もう0時間0分0秒です)

年内ラストのライブを行うため、
藤沢へ向かう電車の中で一人、
スマホを高速でフリックしている男、ヨサカコーメーです。
(そのあとライブして、気持ちよく酔っ払いました)


こんな前説を書かなければ、もっと効率的に進むのでは…?
(そもそも間に合ってないやん)

それができないから、こんな記事を書いてるんでしょうよ。
(書ききってないやん)


↓前回はこちら





◯11枚目

⊿アーティスト名 : odol
⊿アルバム名 : YEARS
⊿曲名 : years

おいおいヨサカ。
いくらなんでも焦りすぎなんじゃないか。
このアルバムのリリース日をよく見てみろ。
2016年って書いてあるぞ。

そう、そうなんです。
元々このアルバム、リリース当時の7年前に聴いてるんですよ。

一曲目の「years」が特に思い出深くて、
この曲だけ何回も何回も繰り返し聴いていたんだけど、
そういえばアルバム全体の印象が薄いなと思い、
改めて今年聴き直したアルバムの一つである。

odolに関しては、今年リリースされた最新アルバムも拝聴した。
その上で、このアルバムに対する個人的好みが炸裂したようにも感じる。

若さ故の苦しさというか、
迷いというか。

皆さんは、美しすぎるものを見ると、
とてもマイナスな感情が溢れてくることはありませんか?

嗚呼、なんでこんなに世界は美しいのに、
僕はついていけないんだろう、とか。

こんなにも食べているものは美味しいのに、
私の心はついていかないんだろう、だとか。

わかってるのに、わからない。

そんな苦しさを感じさせるのかこのアルバムなのです。
内容的には諦め、かもしれない。
ただ、演奏やメロディが綺麗すぎて、
希望を持たざるを得ない。
だが、その希望にすら手が届かないかもしれない。

このアルバムを初めて聴いた7年前は、
かなり心が落ち込んでいた時期だったので、
聴くと思い出すという側面もあるが。

ただ、そんな辛い記憶ですら、想い出にしてくれる曲って人生でどれだけ出会うことができるんですかね。
こんな素敵な曲に出会えて、私は幸せだと感じます。



◯12枚目

⊿アーティスト名 : The Pocket Queen
⊿アルバム名 : Groove Theory, Vol.1
⊿曲名 : WE CAME TO MOVE(feat. Ryck Jane)

https://youtu.be/-YWEPYYjRbg?si=EDQmNrkZyhtgIaqN

知人のプレイリストで知った曲。
正直、彼女について知っていることはそれほど多くないのだが、
どうやらドラマー兼トラックメイカーらしい。


ちょうど打ち込み音楽を作曲していたこともあり、
リファレンスとしてかなり繰り返し聞いていた記憶がある。

(リファレンス…参考音源)

リリースカットピアノの音色も、
メロトロンのフルートをサンプリングした音色のようなものも聞こえて、
圧と共にアナログくささがしてとてもよい。

↑こんな音

他の曲もノリノリでかなりいい感じ。
これからの活躍も楽しみなアーティストです。



◯13枚目

⊿アーティスト名 : 礼賛
⊿アルバム名 : WHOOPIE
⊿曲名 : Take It Easy


礼賛(らいさん)について、まだ紹介してませんでしたっけ?

YouTubeで特に人気のお笑いユニット、
ラランドのボケ担当サーヤがCLR(クレア)名義でボーカルを、
かの有名な川谷絵音が編曲、ギターとして参加する異色のバンドが『礼賛』である。

川谷絵音といえば、
とある番組の企画で結成した『ジェニーハイ』が、
お笑い芸人と組んだ、ただのおふざけバンドでは済まないクオリティの作品を作り上げていることから分かる通り、
参加した作品を素晴らしいクオリティで仕上げることで有名である。

https://youtu.be/PycRXQtJU0s?si=Hi7PXFExGQeJP2HE


そんな川谷絵音が参加しているんだから、
そりゃあかっこいいに決まってる。

しかし、今回特出して語りたい部分はそこではない。
ボーカルCLRの天才性についてだ。

なんと彼女、礼賛全ての曲の作詞作曲を担当しているのだ。

彼女にもともと音楽的素養があったか詳しくはわからないが、
センスが素晴らしい。

ラップ風味の詰め込んだ歌詞、こぎみいいリズム、
R&B調のトラック、全てがオシャレにまとまっていて素晴らしい。

それこそ取り纏めているのが川谷絵音なのかもしれないが、
音楽は真っ白なキャンパスから生まれることはない。
基盤こそが命なのだ。

紹介曲としてあげた「Take It Easy」の歌詞で、

一に生存 二に平凡
三、四がなくて五に成功

という部分がある。
私はこの一節に彼女のセンス全てをビリビリと感じた。

アルバム全体が素晴らしい作品なので、
是非聞いてみてね!


◯14枚目

⊿アーティスト名 : TOMOO
⊿アルバム名 : TWO TOWN
⊿曲名 : Super Ball


2023年に聴いたアルバムの中で、
ナンバーワンを決めるならば間違いなくこのアルバムでしょう。
新進気鋭のシンガーソングライター、TOMOOのメジャー1stアルバム。

マジで素晴らしい。
特に一曲目の「Super Ball」が好きすぎる。
こんな感じの柔らかめなドラムの音色が最近大好きなんだけど、
J-POPで流行ってるのかいろんなところでこの音色を聴けてとても嬉しい。

自分がギタリストだからというのも関係しているかもしれないが、
ピアノ主体で作編曲された曲にとてもよく惹かれる。

メロディラインの綺麗な流れ、
それに寄り添うコード進行、
ベースライン、
アクセントをつけるブラス達。
全てのバランスがとてもいいアルバムだ。

このアルバムを聴いて、私が強く受けた印象がある。
「新しいのに、懐かしい」だ。

幼年期から耳にしてきたJ-POP。
言葉の意味を考える前に口ずさめるメロディー。
日本くさい流れで感動するよう、DNAに染み込んだコード進行たち。
雄大に地面を踏みしめて歩いているかのような、頭拍のリズム。
その全てが、エネルギーを得て活性化しているかのような感覚が芽生えるのだ。

しかも、そこら確実に洋楽、特にソウルなどのエッセンスが混ざり合っている。
それ故、新しくも感じるのだと思う。

2023年はこのアルバムを知れて本当に良かった。
バイト先で散々TOMOOをリピートしていた上司、
ありがとう。




さて、無駄に三つも記事を分けてお送りした、
2023年総括版オススメの押し付け。
これにて終了!
一応、下記に聴いたアルバム一覧をまとめて記載しておきます。
2024年もたくさん聴くぞ!






・Maison book girl / 海と宇宙の子供たち
・LEEVELLES / COLORS
・LEEVELLES / SEASON
・NEE / NEE
・結束バンド / 結束バンド
・PEOPLE1 / PEOPLE1
・稲葉曇 / ポストシェルター
・The Littie Willies / The Little Willies
・SZA / SOS
・Suspended 4th / Travel The Galaxy
・Bialystocks / Quicksand
・マカロニえんぴつ / hope
・YOASOBI / THE BOOK 2
・中納理恵 / ソレイユ
・Char / Char
・はじめてのロバートグラスパー
・ヨルシカ / 451
・Oz Noy / Twisted Blues Vol.1
・Aimer / Walpurgis
・SAKANAMON / HAKKOH
・Official髭男dism / Editorial
・THE MODS / RISING SUN
・Slipknot / The End, So Far
・YUMEGIWA GIRL FRIEND / No Future
・Dry Cleaning / Stompwork
・Oz Noy / Schizophrenic
・DURAN / kaleido Garden
・Oz Noy / Twisted Blues Vol.1
・平畑徹也 / AMNJK
・Aimer / escalate
・Micheal Landau / Tales from the bulge
・有形ランペイジ / ODYSSEY
・ドレスコーズ / 平凡 どっかまで
・Snarky Puppy / We Like It Here
・いよわ / わたしのヘリテージ
・Micheal Landau / Rock Bottom
・宇多田ヒカル / First Love(2022Mix)
・Periphery / Periphery Ⅴ
・凛として時雨 / last aurorally
・ケンドリックラマー / To Pimp a Butterfly
・millennium parade & 椎名林檎 / W●RK
・トラヴィス・スコット / ASTROWORLD
・Allen Hinds / Fly South
・KID FRESINO / 20, Stop it.
・Shft_Control / MakeMyName
・Mr Big / Get Over It
・The Winery Dogs / The Winery Dogs
・ケンドリック・ラマー / DAMN.
・Mr.Big / Actual Size 7から
・月を見ていた / 米津玄師
・ラクルイノヨルニ / 日暮れる町を背に
・MGML / McGuffin
・MGML / 雨天決行
・MGML / 明晰夢についての考察(上)
・ブランデー戦記 / Musica
・MASAE / DEEP
・秋山黄色 / From DROPOUT
・ずっと真夜中でいいのに。 / 沈香学
・NIRVANA / MTV Unplugged In New York
・Boston / Boston
・ハチ / 花束と水葬
・ハヌマーン / RE DISTORTION
・Dream Theater / Awake
・Mili / To Kill a Living Book - for Library of Ruina -
・Mili / Miracle Milk
・崎山蒼志 / 燈
・brakence / hypochondriac
・odol / YEARS
・KAWAII JAZZ / METABOLISN
・King Crimson / Discipline
・The Pocket Queen / Groove Theory, Vol. 1
・礼賛 / WHOOPEE
・SAKANAMON / 光の中へ
・Lana x DADA / ミリオンダラー
・世界電力 - world elec. / ポストずんだロックなのだ
・EGOIST / 当事者
・LiSA / REALiZE
・崎山蒼志 / i 触れる SAD UFO
・ルーサー・ヴァンドロス / Never Too Much
・イヤホンズ / Theory of evolution
・サヨナラノツバサ / シェリル・ノーム
・LANDER / LiSA 5から
・aoni / aonisai
・There for Tomorrow / The Verge
・ニャホ / めがねどこめがねどこ
・多次元制御機構よだか / PILOT
・SOUL GAUGE / Walk on Japan - Everlasting Loves-
・Leevelles / ヨルヲカケル
・ラリーカールトン & スティーブルカサー / No Substitutions
・Newspeak / Turn
・マイルス・デイビス / The Man With The Horn
・さかな日記 / 水面
・さかな日記 / 眠ったり光ったり
・さかな日記 / 光ったり眠ったり
・GRAPEVINE / Almost there
・YOASOBI / BOOK3
・エドシーラン / Autumn Variations
・八月のパンタシア / 邂逅少女
・TUBE / Paradiso 1
・凛として時雨 / 孤独の才望
・ヒトリエ / ジャガーノート
・アンディ・ティモンズ / That was Then, This is Now
・TOMOO / TWO MOON
・TOTO / TOTO
・IMF / Dawning
・IMF / Sorry Marry Morry
・IMF / glass
・美波 / カワキヲアメク
・Duran / Electric Man
・Dudu Tassa & ジョニーグリーンウッド / Jarak Qaribak
・odol / DISTANCES
・Cardinal Black / January Came Close
・Maison book girl / summer continue
・Silver Kidd / Cloud 9
・Maison book girl / image
・イーグルス / Hotel California
・Suspended 4th / CULT SPEAKERS

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