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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿214

第213回から続く


7日発表の失業率、リバースレポ、T-Bills(米財務省短期証券)


今日はちょっと思いついた事と、7日発表の失業率、リバースレポ、T-Bills(米財務省短期証券)などについてサクッと寄稿させて頂きます。




まずは思いついた事から。


僕は、インフルエンサーでも、預言者でも、fear-monger(脅威を煽る人)でも、予想屋でも何でもありません。そういう事に興味ありません。影響力もありません、あろうはずもありません(笑)。

僕は、自分が自分の人生の中で長年携わってきた仕事に関して、引き続き、自分の考えるところや思いを、自分のノートとして寄稿しています。それをやっていて、なにより、楽しいなあ、面白いなあ、ワクワクするなあ、と思うからです。新しい皆さんと出会えたりも。

仕事云々を超越して、マーケットものが好きなんですね。単にそれです。僕を直接知っているかつての同僚や上司は、相変わらず、マーケットもの好きだよね~(笑)と、僕によく言います(笑)。好きな事を楽しくできるので、寄稿させて頂いております。

以前にもこの寄稿で機会ある時に述べてきました。同様に、「ある、べき」論、「たら、れば」論にも興味ありません。

オンライン上でニューヨークの人とやり取りした時に、思わず「自分が子育てに携わっていた頃でさえ、自分の子供に対してでさえ、こうあるべきだ、こうするべきだ、な~んて、考えた事、全くないね」と話したりです。人それぞれですから。


リチャード・P・ファインマン



また、尊敬する、量子物理学者リチャード・ファインマン博士が、「他人がどう思うか(どう解釈するか)については、こちらのあずかり知るところではない」~(そんなこと意識してもしょうがないよ~と言うニュアンス)。僕はこの通りに思っています。自分がやりたいようにやる。若い頃から、人と歩調を合わせようなんて、あんまり考えたことないですしね(笑)。人と同じ事はやりたくないな~という、アマノジャクタイプでしたから(笑)。

若い頃から枠にはめられるの嫌だったもんですから。そもそもキャリアの初めから、アウトライヤー(外れ値)ですし(笑)。よく英語で、Think outside the box!(既存の考え方にとらわれず、もっと枠の外から考えろよ)って言いますけど、若い頃からちょっとだけ、この傾向はありました、僕の場合は。
それで、解釈は、人それぞれ。やりたいことも人それぞれ、全部、自由にやってくださいね、です。あなたにはあなたの考えるところ、意見があって、僕には僕のそれらがあって、それでいいじゃん、って感じです。


ボビー・バレンタイン



また、プロ野球元ロッテのバレンタイン監督が(僕はバレンタイン監督のニューヨーク・メッツ監督時代、ニューヨークにある当時のシェー・スタジアム・現シティ・フィールドにヤンキースとのサブウエイシリーズを、家族で見に行ったりしてました(笑))、自分が一番力を発揮できる、一番元気の出る格好でも何でもしてくれ、自由だ、っておっしゃっておられたのをよく覚えています。モチベーションを上げる一つの方法でしょうかね。僕もそんな感じです。外見、格好でも、中身でも、なんでも、とっぴで、個性的なもの好きですし、その人、人それぞれ、自由だと思ってます。もちろん、解釈も。

僕は、この寄稿でもよく、「僕の場合は」という表現を用います。現実社会でも、どうするか、こうするか、議論や話題になる時、自分の意見として「こうする、私はね」と必ず、「私はね」を、くっつけます(笑)。
日常生活で、人に強制したり、こうした方がいいというアドバイスをする立場にはありません。そんなこと、おこがましくて、できるはずもありません。

自由な考え方、自由市場、自由競争が好きです(笑)。
ぜ~んぶ、人それぞれ。人生、いろいろ。これですね(笑)。

その上で、僕が昨年来、自分自身に対して、自問自答しているシンプルな事は。この寄稿やスペースでも昨年来述べてきました~「来年(2023年)、アメリカでリセッション(景気後退)がないという事はインフレは高止まりしたままなんですね」~これです。

これ堂々巡りに聞こえますが、僕はこう思って来ました。考え方としては、このようにシンプルに単純にこれについては考えてきました。

FRBは経済を減速させるために、昨年2022年3月から最速のペースで利上げしてきました。でもまだ、パウエル議長が思うところまで行っていない、減速が足りない、という事のようですね、議長の昨今のご発言を聴いておりますと。もうちょっと利上げをしなきゃ、というところですね。直近の寄稿をご覧になってください。その辺、ブルームバーグ記事を引用させて頂いて、記してございます。これまた、直近の寄稿で記しましたが、FRBが本来は避けたかったハードランディングへFRBが誘導して行くことになるかなあと。

第3四半期に後ずれ


この意味で、この7月、9月。TGAの再構築期間でもある、この第3四半期に、僕はすごく注目しています。第2四半期特に6月に起こりそうだと当初思っていたような事がこの第3四半期に後ずれしているのかなあと僕個人は考えてきましたからです。

どうぞ、直近の寄稿をご参照頂けましたら、幸甚です。



カギになるのは7日発表の失業率


まずこの第3四半期、カギになるのは7日発表の失業率の数字ですね。


ブルームバーグ記事を引用させて頂きます。

・「米10年債利回り、雇用統計次第で4%到達も―投資家を誘い込む水準」


僕のポイント

この寄稿で述べてきました通り、マネーマーケットファンドは、リバースレポなのかT-Bills(米財務省短期証券)なのか、相対的な比較をしています。

アメリカの専門家の方も明確にご指摘されておられましたが~リバースレポのファシリティ、現在、オファーしている利回りは5.05%ですね。前述の通り、パウエル議長のここのところのご発言からも、そして今回7日に強い失業率の数字が出て来れば、7月の25ベーシスポイントの利上げの確率が高まりますね。そうすると、0.25%上乗せして、リバースレポのオファー5.3%があり得ますね

めっぽう注目


いっぽうT-Bills(米財務省短期証券)は、この利回りレベルよりは低い利回りですね。そうであるならば、マネーマーケットファンドの選択肢として、リバースレポをという選択になる確率が極めて高まります。よって、T-Bills(米財務省短期証券)は魅力的ではなくなってしまう可能性がありますね。この行方に僕はめっぽう注目しています。めっぽう注目、めっぽうと申しますのは、ここではっきりと申し上げます。

この事が、8月に向けてのT-Bills(米財務省短期証券)需要の大きなリスク要因だとも僕は考えているからです。

これが、僕の注目する第3四半期です。そして、加えて、前述、直近の寄稿で述べた事の繰り返しですが~FRBが本来は避けたかったハードランディングへFRBが誘導して行くことになるかなあと

自分がこれまでアウトライヤー寄稿で述べて参りましたような事を前提に、まずは、この観点から見ています。株式市場がこの事を、どのタイミングで、どのように意識し、織り込み、反応するのかというところです。





第215回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

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