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「社会人」をしながら「劇団運営」してみてるけど-前置き

かれこれ社会人になって10年目になる。大学卒業して10年でもある。
なるほど10周年Special Yearとなるのか。

これが何かのIPやコンテンツであれば盛大に祝われることであろう。
1年に渡り、グッズが作られ続け、イベントも開催される。応援してきたファンがたくさんお金を落とす。
IP、コンテンツを作った製作陣は懐かしさと自分が生み出したものが愛される姿を見て、自分の道は間違っていなかったと自己承認欲求も満たされる。
みんながハッピーになるスペシャル年になるわけだ。

そんなことを思うと、社会人生活10周年を送る私にも少しはそのようなハッピースペシャルな年を送る権利が欲しいと思う。
まあ、現実はそんなに上手くいかないことは知っているんですが。

前談はさておき、社会人と同じように今年で10年目になることがある。
タイトルにもあるが「劇団運営」だ。
詳細は過去には(3年も前だけど)なんか演劇のコンセプトやなんやらみたいなものを書いているのでそちらも見て貰えばいいが(なんか今と考え方違うところもあるけど)、「東京以外」という劇団を運営している。

これを書いている時に劇団として10年を迎えたことに気づいた。
あの時のわたし。
なんか知らんけど10年続いてるよ。
びっくりだね。

ということで10年、少人数しか褒めてくれない、お金も落とされない社会人が演劇を「続ける」ことでたどり着いた現状について書いていきたいと思う。

この後、わたし自身のテクニカルタームが出てくるので
先に大学時代と立ち上げ前の前提条件を箇条書きにすると
・演劇は大学生の時に部活で開始(役者・演出)
・大学時代ダブルスクールで声優の養成所に通う
・大学4年間付き合ってた彼女に卒業式終了後に振られる
・某ラジオ局のイベント制作をメイン業務とする制作会社に就職

2014年に劇団を旗揚げする訳だが、その前に1年間新卒として、大衆が想像する通りのADとして馬車馬のごとく働き過ごしていた。
個人的にはラジオが好きで決めた就職先だったので苦ではなかった。

ただ、この時期はメンタルのボラティリティが非常に高かった。それはそうだ大学時代の大半を過ごしてきた彼女に卒業後に別れを告げられたのだ。それも最初の切り出しはLINEで。

22歳の若い自分にはそれを受け止めるだけの度量もないわけで、俗に言う「仕事に逃げる」だけではどうしようも出来ないことだったのだろう。

テンプレのような失恋の話が何につながるんだと、ここまで読んでくれた方は思っているだろう。
ダイパ主義が世間で叫ばれる中、長々と自分語りをしてるのかと。
申し訳ないが、前置きとしてこの出来事は必要なことのだ。

だって、この失恋が主な原因で、「劇団」を旗揚げしたのだから。

次の投稿では少しは学びのあるであろう、劇団の旗揚げについて書いていきたいとおもう。

では。

散文-夏目

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