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初海外!台湾旅行を語る話〜①牛肉麺美味い&バイク怖い編

 知らない街の路地を歩くのが好きだ。どこへ続くとも分からない路を抜け、どんな場所へ抜けるのか?という期待と不安の入り混じった感覚が好きなのだ。だが、そんな私も50歳を控え、日本という狭い国土では飽き足らなくなったようだ。
 私は海の向こうへ目を向けた。
 海の向こうには、活気あふれる一つの島が見える。私はそこへの旅を決めた。胸の高鳴りと共に未開の地へと我が足は踏み出すのである…

 というわけで前置きが長くなったが、人生初の海外旅を約半年前から計画していた。初めての海外に選んだのは「台湾」!親日国だったり、料理も美味く、物価も安い。計画を立て、あっという間に旅行の日がやってきたのだが、初海外というわけで記録も兼ねて旅の思い出を何回かに分けて書き連ねて行きたいと思う。はじめに言っておくが、台湾旅行の参考にはならないんだからね!とツンデレ風にキモく断っておこう。

 飛行機に乗り、遠い異国の地(大袈裟)台湾の首都、台北に着いたのは午後1時頃。とりあえず昼飯ということで近所のローカル店へ。道案内はGoogleマップ。ほんと便利な世の中になったもんだ。海外でも国内ばりにきちんと道案内をしてくれる。だが油断してはいけない。台湾で恐れるべき存在と私は出会ってしまった。
 大量のスクーターである。
 台北には、とにかくスクーターがやたらと走っている。しかもとてつもないスピードで。側から見ていても。スクーターを運転している人々の死ぬ姿しかイメージできない。青信号の横断歩道を渡っていても、隙さえ見つければ、スクーターは意気揚々と歩行者の前を横切って行く。こいつら、どれだけ運転に自信があるんだ?幸い、今回の旅行で事故に遭遇することはなかったが、改めて断言しておこう!台北のスクーターを運転する輩が日本で同じことをしていたら、速攻で事故をするか、警察に捕まるかである。

 兎にも角にもお目当ての店には無事到着することができた。ここで華麗に中国語を駆使して注文をする私…。

 ごめんなさい、嘘です。この奴隷めが知っている言葉はニイハオ、サイチェン、ハオツー、シェイシェイの4つだけです。申し訳ありません、ご主人様。

 ドキドキしながら店内に入った私に向けられたのは黒光りする拳銃…ではなく、日本語表記のオーダー用紙であった。恐る恐るメニューの横に注文の印を書き、店員に手渡すとフレンドリーな笑顔と共に店員は去っていく。その瞬間、私は腰に忍ばせておいたコルトガバメントのトリガーから指を放した(嘘です)。とにかくホッとした。

 さてさて、数分後注文したメニューが到着した。この店の売りは牛肉麺。人気のありそうな全部盛りを注文したのだが、はてさてどんな味なのやら。



 ビジュアルからはとても濃そうなおソバ。でも一口食べるとあら不思議、とてもあっさりな優しい味なのである。それはうどんのダシを少し薄くしたくらいのお味。でも、麺の上に載っている牛肉や煮込んだスジにはしっかりと味がついているので、具材と麺を一緒に頬張ると丁度良い塩梅なのだ。
 後々理解するのだが、基本的に台湾の料理は味があっさりしていた。食事だけではなく、お菓子などもそうである。個人的に濃い味を実感したのは屋台でルーローハンを食べた時くらいだった。
 話は牛肉麺に戻るが、八角などの香辛料のおかげか、日本では体験できない独特の香りであるにも関わらず、飽きずにあっという間に食べてしまった。この台湾独特の香辛料の匂いに旅行中、常に晒されることになるのだが意外と自分の中では気に入っていた。

 おっと、1日目のランチの牛肉麺だけでこんなに書いてしまった。続きは次週に繋げることとしよう。ちなみに旅行の日程は2泊3日だからね。どうぞよろしくお願いたします。

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