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OUWN is : WELCOME暖簾について

こんにちは。OUWNの出井です。

OUWNにお越し頂いたことがある方は見覚えあると思いますが、事務所のMTGroom入口には扉がなく、その代わりに暖簾がかかっています。


名付けて「MELCOME暖簾」

いくつか種類があるこの暖簾は社内でデザインし、それぞれのグラフィックに合った手法(例えば染めやインクジェット印刷)で、水野染工場さんに制作して頂いています。

この春追加で制作し、全部で12枚になったので、今回はこのWELCOME暖簾についてお話しようと思います。

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追加制作のきっかけは、「何度も来客してくれるような方にこそ、毎回新鮮な気持ちになってくれるように、暖簾も1ヶ月ごとに変えていこう!」という石黒の一声で、季節のお菓子をお出しするように、その月毎のグラフィックでお客様を歓迎するという試み。

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実寸出力を床に並べて検証している様子。

暖簾作りは、普段メインでやっている紙やデジタルへの表現とは違い、凹凸が激しい布へのプリントで、インクの吸着や発色もいつもと違うので、仕上がりがなかなか予測できず、半ば実験的な制作物でもあります。

細かすぎると再現できないんじゃないか?大造りすぎると、面白みにかけるかもと相談しながら、紙へ原寸出力し可能な限り検証を重ねました。

そして、入稿してから3週間ほどで刷り上がりが届きました!

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ここに写っているのは一部ですが、12ヶ月分すべて違う配色にしたので並べるととてもカラフル。インクのノリ具合は、想像通りの「想像通りじゃない」仕上がりでした。


WELCOME暖簾を見るのは初! 中田さんSELECTは?

初めて暖簾デザインを見る中田さん(4月中ottoからOUWNへ出向中のDesigner)にどれが良い?っと3つ選んでもらいました。


SELECT : 001 ↓

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SELECT : 002 ↓

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どちらも空間に映えそう!

001のような硬質なモチーフを柔らかい布に刷るとどういう印象になるのか、写真をピクセルや、ドット表現にするとどんな見え方になるかの検証も含めて実験的に制作したものです。印刷方法をインクジェットにすることで細かいところまで再現できました。

SELECT : 003 ↓

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3枚目は、手書き文字やフォントを使ってテキスタイルのように見せたもので、テキスタイル表現は暖簾などインテリアファブリックでよく見られますが、アクセントとしてひらがな [ font : 見出しゴシック ] を入れることで良いクセが出ていて素敵でした。

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呪術廻戦の狗巻棘くんを思い出します。


仕上がりが少し心配だった暖簾

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こちらは線の細さがどこまで印刷可能かという実験要素も入れた暖簾。グラフ的なイメージで他と違いカチッとした印象。

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発色を心配していたグレーのデザインも、他と比べて色味は淡いものの、入口にかけたら良い雰囲気を出しそうでした。


入口にかけるのが楽しみな暖簾

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ポップで存在感のあるデザイン。かけるとパッと明るい雰囲気に。

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この2枚はほのかにネコ要素が感じられます。暖簾に暖簾のイラストを入れるfumiのアイデア暖簾もかけるのが楽しみ!

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これは、左右で表現は変えていますが同じモチーフを並べたデザイン。鮮やかな青が映えています。


OUWNの事務所で会えるのを楽しみにしています

上記の9枚が今まで使っていた3枚に加わりました。すぐにご覧いただくことはできないご時世ですが、状況がよくなりましたら是非OUWNに遊びに来ていただけると嬉しいです。

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