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東北学生お笑いについての殴り書き

作▶鈴宮縁(@suzumiya_yukari
好きな芸人▶サツマカワRPG、ひつじねいり、ハウンドチョーカー
「書くことがとっ散らかってしまいました。」

 大学に入学して、芸工大お笑いサークルDAUTに入って、約一年が経過した。
 お笑いが好きな友達が欲しいな〜くらいの軽い気持ちで入り、現に一緒にお笑いライブに行ったりカード類を交換できたり、おすすめのネタ動画を教え合えたりする人もできた。
 さらには、昨年の学祭から演者として舞台に立たせてもらっている。舞台に立つということへの大きな憧れとコンプレックスを抱えている人間なので、観るだけだったお笑いをやる側にも回れたのはかなり楽しい。もちろんコンプレックスを抱えている分、苦しいことも多々あるけれど、今のところは楽しいが上回ってくれている。
 ただ、圧倒的に演者としての意識よりもオタクとしての意識のほうが強い。そのおかげで、自分の所属するサークルや交流のある他大学のサークルの学生芸人たちを観ることがとんでもなく人生の楽しみの一つになってしまった。おかげで、配信ライブを買うことをちょっとだけ我慢できている。助かる。
 東北の学生芸人を観れるライブは主に二種類。月に一回開催されている、ふあん☆がーるさん主催の「石巻PR!仙台わいわいライブ」とそれぞれの大学の学内ライブ。それらにプラスして、年一で開催される「YAMABA」など、学生主催の合同ライブや芸人さんの主催ライブ、仙台のお笑い事務所ティーライズのライブ、地域のイベントなど、案外多い。
 それらで学生芸人を観れるのがたまらなく楽しい。観れるのが毎度特に楽しみな学生芸人も複数存在する。
 たとえば、所属しているサークルには愚問天国という四年生のコンビがいる。高伊凛語先輩と藤澤先輩。「最上級アマチュアコント師決定戦CONTest」という大会で決勝に進出していた。「YAMABA」という合同ライブが初舞台で、そのときのネタと大会の予選でやっていた人形を使ったネタがとびきり面白かった。藤澤先輩は喜劇脚本を書くのが上手い。そして、二人して演技がとびきりうまい。短めの演劇を観た気分になれる。先輩方が卒業後どうするかはわからないものの、もう今年しか観れないかもしれないというのもあり、観れることがわかるとつい嬉しくなってしまう。
 他大学だと、主に同期の数が多いため、必然的に楽しみになるのも同期が多かったりする。
 ただ、私は五月に開催された同期ライブ「HANAGATA」を経てからというもの、他大の同期たちがだいぶ好きで、もはや照れてしまうので名前を出して褒めるがどうしてもできない。ファンすぎるのに、比較的近い位置にいすぎる。困る。
 東北の学生芸人の出ていたライブの感想を書くとき、名指しを一度もできていない。みんなが素直に「○○が面白かった」とツイートする中、私はいつもそれができずにいる。これは絶対に悪い癖なのでなおしていきたい。
 今は、東北学院大学お笑いサークルみちのくの同期である「わんぱくしゃかりきボーイズ」というコンビがどう考えても東北の学生お笑いで一番良いコンビ名すぎる、という話くらいしか名指しでできない。名前の良さでM-1のナイスアマチュア賞とか取ってほしい。
 それはともかく、どう考えても本人に感想や応援が伝わるほうがいい。最近、好きな芸人さんの出待ちをしたとき、ちゃんと今までの応援が伝わっていたことを実感して改めてそう思った。
 お笑いにハマってから、本当に人生が楽しい。観るのもそうだし、ライブに出たり、賞レースに挑戦したり、ライブ運営できたり。この先もできるだけ長く、こうやってお笑いに触れていられる人生だといいな。そして、できるだけ長く今身近にいる学生芸人のネタを見続けられればいいなと思う。そして、願わくばいつかちゃんと、面白いと書くことができますように。