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もぐら大戦争加藤「キャンプか…無しで。」

神山・写真右 青山学院大学ナショグルお笑い愛好会所属。東京理科大学に通う。ぐーちょきぱーとしても活動。ツッコミ。
加藤・写真左 青山学院大学ナショグルお笑い愛好会所属。青山学院大学に通う。ボケ。元野球部。筋トレを趣味とする。製薬会社に就職予定。金髪ソフトモヒカン。喫煙者。埼玉出身。サッカーを好む。運転が得意。一人っ子。兎を飼う。サウナ通い。声が良い。パフェを好む。髭を生やす。タピオカ屋、カラオケでバイトをする。歌を好む。尾崎を特に好む。実家暮らし。サークルでは合衆係を担当。地元を好む。大学お笑いでは錦登山下山と交流を深める。1浪。22歳。9月13日生まれ。相方の神山と誕生日が同じである。映画ではパルプフィクションやタイタニックを好む。レオナルド・ディカプリオに強い憧れ。記憶が良い。モノマネを得意とする。人見知り。
渡邉・筆者 帝京大学お笑いサークルア☆テンション所属。日本生まれ日本育ちのモノリンガル。
湯澤・撮影者 帝京大学お笑いサークルア☆テンション所属。脱兎の瀬古はまだ会ったことがないため渡邉の妄想で作られた人物の可能性もある。

加藤大戦争、神山と遊びたい

渡邉 加藤くんは「人に興味ないタイプ」って自称してるけど、ゴシップは好きなの?

加藤 いや〜そうなんすよ。なんで、聞いたときはめっちゃ「マジで」って驚くんですけど、僕一つも覚えてないです(笑)。

神山 嘘ぉ〜。覚えてないの?俺絶対忘れないけどね。

加藤 言われたら「そんなこと確かにあったっけ」って思うけど、基本的には思い出せないです。

渡邉 基本そんな考えてないの?(笑)

加藤 そうっすね。何も考えてないんすよ。もう"今"しか。動物と一緒っす。友達とかと話すときも過去の話とか友達だけ覚えてて、僕は「そんな事あったんだ」って一緒に笑い合ったりとか。何も考えてないんすよ。結構「めっちゃ考えてそう」とか、「闇深そう」とか言われるんですけど、普通に何も考えてなくて。なんで…、ヤバいっす。

神山 何も考えてねえな。今も何も考えてなかっただろ。

加藤 今分かったと思うんですけど(笑)。

渡邉 神山くんから見てもやっぱり大戦争に闇は無い?

神山 闇はないですね。表裏とかないですね。このままの人間だと思います。

加藤 嬉しいっすね〜。(神山の方を向いて)俺のことどう思ってるの?

神山 どう思ってる?相方として?友達として?

加藤 色々。

神山 相方としては大戦争がやることで何気ないセリフも笑えるようになるというか、大戦争がやることでセリフ一つ一つが面白くなるので、良い相方だなと思います。

加藤 …………ありがとうございます。

(一同笑い)

神山 で、友達としてはまあ、僕は好きです。

加藤 気持ち悪ぃぞ(笑)。

神山 気持ち悪ぃよ。普段電話して嬉し合ってるんだから。

加藤 これヤバいっすよ。今のままだとめちゃくちゃキモいですよ。

渡邉 逆に神山くんに対しては?

加藤 相方としては…素晴らしいです。天才です。こんな奴とはあったことないです。一生忘れることはないです。

神山 うわ…嬉しい。

加藤 友達としては、俺は好きっす。

神山 嬉しいねぇ。

渡邉 プライベートでも遊んだりするの?

神山 「遊ぼう」って言って集まることはないですね。「ネタ合わせ」として集まって、結局ネタ合わせせず。

加藤 俺は遊びたいっすけどね!

渡邉 誘わないの?(笑)

加藤 いや…なんか…(神山が)来てくんないっす。

神山 いや誘われたことないけど。

加藤 いやっ…いや…ありますよ。誘ったこと。「釣りしよう」って。

神山 いや中身言ってくんないと。「何日空いてる?」とかもないからさ。

加藤 じゃあいつ空いてるの?

渡邉 今誘うの(笑)。

神山 ちょっと待って下さい…。(スマホを確認しながら)16日の夜とか…。

加藤 16ちょっと俺がだめ。

神山 17とか…17はバイト入ってるか。18。

加藤 18はバイト入ってるわ…。

神山 やめときましょうか…。

加藤 駄目でした。釣りは無しで。

渡邉 もうちょい粘ればいけたって(笑)。

神山 遊びたいんですけどね。自分から「どっか行こう」とか誘うタイプじゃなくて…。

加藤 どっか行きたいとこあるの?

神山 行ってみたいとこ…。キャンプとかかな?

渡邉 いいじゃんいいじゃん。

加藤 キャンプか…無しで。

渡邉 なんでだよ(笑)。釣り好きならキャンプ行けるだろ(笑)。

加藤 いや〜…二人キャンプはねぇ〜…

【とにかく気遣いをしてくれる神山。インタビュー中に掛かってきたバイト先の電話をわざわざ保留してくれた】

『マジでそう』はボツ予定だった

加藤 3年の芸会は僕がコロナになってしまって…。バチバチコロナで…。

神山 それでしょうがなく僕がピンで出て。

渡邉 普段ピンはやってる?

神山 一年のNOROSHIでピンがいなさ過ぎて僕がピンで出たぐらいで…。まあ、滑りましたね。ピンでウケたことないです。芸会滑りました。

加藤 僕は好きですけどね、芸会のネタ。

神山 ふざけんなお前。いやまぁコロナはしょうがないんで、怒れもしないですからね。ピンでやったるぞって気持ちで一生懸命フリップ書いて5%でした。でもその時コンビで出てても上がれてないと思うんで。ネタ無さ過ぎて。

渡邉 去年の芸会の時のネタって『マジでそう』?

神山 いや、あれはやる予定無かったんです。同期ライブで一回『マジでそう』やって、3位で。「多分このネタは二度とやらないな」と思って、芸会は違うネタやる予定だったんですけど、芸会も出れなくて。その後反撃の狼煙呼ばれて、そこでも違うネタやる予定だったんですけど、僕が寝坊して遅刻して、「ネタ合わせする時間がない。しょうがないからこの間の同期ライブのネタをちょっと変えてやろう。」って言ったら思いの外凄いウケて。

加藤 電車の中でふざけ合いながらやってたんですけど、思いの外ウケて。

渡邉 あのネタはどうやって生まれたの?

神山 僕、黒帯(吉本興業)さんが凄い好きで。それっぽいネタ作りたいなって思って、片方が喋って振って振って、片方がちょっとしたあるあるで落とすみたいなことをしたくて、作ったんですけど。気付いたらあんな感じになってました。黒帯っぽくはなってなかったんですけど。ネタ合わせしてる最中にあんな感じになっていったんですけど。

渡邉 じゃあわりと原型からは変わってる?

神山 そうですね。思ってたイメージとはちょっと違いました。

渡邉 南瓜(同期ライブ)の時に『マジでそう』やってたからてっきり芸会のネタかと思ってた。

神山 いや〜、大きい南瓜の時にそんなウケなかったんで〜。芸会じゃ流石に無理だろと思ってたので。過去のネタを改良してたのでしたね、芸会でやる予定だったのは。

渡邉 そっちのネタは他のライブで懸けてたの?

神山 いや〜懸けたりしてなくて…。「本当にどうしようか」っていうので、何個か案があってどうしようかなと、でもどれも上がれなさそうだな〜って。

渡邉 じゃあ結構苦渋の決断だったんだ。

神山 偶然の産物ですね。大戦争がコロナになってくれたお陰であのネタが生まれたので。コロナになってなかったら二度と『マジでそう』はどこでもやってなかったと思います。(加藤大戦争の方を向いて)ありがとう〜。

加藤 ん?

神山 別のネタやりたかった?

加藤 いや、どっちでも。

神山 そう、「どっちでも」ぐらいのやつなんですよ。

渡邉 じゃあ反撃の狼煙遅刻しなかったらあのネタは封印する予定だったんだ。

神山 そうですね。何が面白いのか、なんでウケるのか僕もよくわかんないんです。

加藤 ネタ合わせの時にふざけた感じで「マジでそう」ってやって、めちゃくちゃ面白くて、本番でやってめちゃくちゃウケたんで、あれは面白いっす。

神山 いや〜何が面白いか全然分かんないんだけどね。反撃の狼煙の動画を先輩に見せたら凄い褒めてくれたんで、「じゃあ今後も残そうか」って感じですね。

渡邉 本人達も何が面白いのかわかんないんだ(笑)。

加藤 俺は分かってますけどね。

神山 やってて凄く楽しいんですよ。ネタ飛ばすこともないネタなので。

加藤 「楽しさ」は大事っすね。

神山 たしかに。楽しんでるときのほうがウケてる気がしますね。

渡邉 ネタの軸は「楽しさ」?

神山 そうかもしれないですね。

YouTubeを見てるとネタを思いつく

神山 結局NOROSHIも予選、準決勝、決勝『マジでそう』だったので。ウケるんで変えなくて良いかなと思って。他のネタもあんまり無いんで。

渡邉 もぐらのネタって毎回ちょっと仕掛けを入れてるけど、こだわりがあるの?

神山 そうですね。印象に残さないと芸会とかは上がれないので。14組(1ブロックの組数)見終わってもしトップだったら普通のネタやっても絶対に覚えてないんで。丸付けられる為には一時間ぐらい経ってもすぐ思い出せるネタ、「あ〜もぐら大戦争このネタね。」ってすぐ思い出せるようなネタにしようってのはずっとありますね。

渡邉 一年生の頃からずっとそう?

神山 一年生の頃からずっと芸会見てて、ほぼ毎日予選見てたんですけど、そこで「印象に残らないと無理だな」ってのを感じて、その意識はしてますね。

加藤 (唐突に拍手)

神山 拍手を頂きましたけども。

(一同笑い)

渡邉 印象に残すためのアイデアはいつも降ってくるの?

神山 YouTube見てる時が1番多いかもしれないですね。漫画で世界で起こった事件を解説するみたいな動画が好きなんで。

加藤 彼はゴシップ好きなんすよ。事件とか好きなんで。

渡邉 例えばこんな動画からこんなの思いついたとかある?

神山 ん〜〜〜なんですかね、パッと今思い出せないですね。すいません。でも「ネタ作ろう」と思ってネタ作る事はあんまりないです。普段生活してて頭の片隅には「これがネタになったらいいな」っていうのはあるんですけどね。あと、人のネタ見て思いついたりしますね。お笑いが好きなので。

【「M-1がカッコよすぎる」と、普段からお笑いを見る神山と、打ち上げ目当てだけでナショグルのライブに行ったことがある加藤大戦争】

加藤大戦争が「お笑いよりウイイレだった」時期

加藤 俺月2で生理来るんすよ。

渡邉 なんて?(笑)

神山 なんだ?

加藤 俺、月に2回生理が来るんすよ。

神山 何を言ってるんだ?月2回?生理?

加藤 月2で生理が来るんですよ。

神山 男で?

加藤 男で。やっぱ社会人になったらストレス溜まるじゃないですか。

神山 それは言い訳してるだけだお前ぇ。「生理が来る」って言って。

加藤 だから僕は社会人になってお笑いがやりたくなったら、っちゅう話ですよね〜。

渡邉 何を言うてんの?(笑)

神山 実はずっと言ってるのよ。「生理が来る。ゲボ吐きそう。」って。「つわりも来る」って言ってたよな。ヤバ。言い訳してるだけなんだよ、面倒くさいことに対して。

加藤 いやガチなんだよ。お前は生理無いからさ。

神山 いや「無いからさ」じゃなくて。しんどい時もあるよそりゃ、そこで俺は頑張るしお前は言い訳してるだけよ。

加藤 お前それ女の子にも言えんの?

神山 女の子はそりゃ生理来てたらしょうがないよ。

加藤 そうそう!俺にもあるんだよ!

神山 お前来てねえだろ。見せてみろよ血出てんのか。

加藤 そういうことじゃないのよ。気持ちの浮き沈みはあるじゃん。まあでも、飯食って、エモい音楽聴くと治るんですけど。

渡邉 生理じゃねえよそれ(笑)。

神山 こんな奴とプロになれる訳ないんすよ。

(一同笑い)

【ちなみに男にも生理のようなものはあります】

加藤 いや全然、覚悟はありますよ。

神山 ずっとこれも言ってくれてるんですけど加藤大戦争のお笑い熱が、最初はそんなになかったんですけど、最近は凄く熱心になってくれてるというか。「絶対に優勝したい」とか言いますし。

加藤 恥ずかしいから。

渡邉 それはどういうきっかけで変わってきたの?

加藤 やっぱ一番は一緒にやってて楽しい。ウケることも多くなってきたし。人を笑わせるっていうのが凄い好きなんで、それで一緒にやって人を笑かして、それが数字とか結果にも付いてくるっていうのが今までよりかは増えてきたので。やっぱもっと頑張りたいなって言うのはありますね。

渡邉 凄く嬉しいよねこういうの。

神山 いやぁ〜嬉しいですね。

渡邉 温度差がある頃もあったの?

神山 凄くありましたね〜。「なんで真面目にやってくれないんだろ」って思ってましたけど、最近はそれがないので。

加藤 そんな風に思ってたの?

神山 思ってたよ。「こういうネタがあるんだけど」って言ってもずっとウイイレしてて。

(一同笑い)

神山 「絶対聞いてないな」ってイライラもしてたんですけど、最近はそれがないので。

加藤 それは、最近ウイイレがe-footballってゲームに変わっちゃって。

神山 ウイイレが面白くなくなったのかよ。お笑いが上がったと思ったらウイイレが下がってたのかよ。なんなんだよそれ。

加藤 ハマってた時は一日中やってたんですけど、最近はやってないですね。ウイイレだけやっててもしょうがないじゃないですか。

神山 所詮ゲームだしな。

加藤 所詮ゲームだけど、お笑いとかってやっぱり、人を笑顔にして、「面白いです」とか言われたり。めっちゃ嬉しいじゃないですか。それで自分も嬉しくなりますし、「人を笑顔にできたんだな」って自分も喜べるし、相手も喜べるって意味ではウイイレとは全然違うんで。

渡邉 温度差がある時期は神山くんはどうしてたの?

神山 いや〜我慢するしかないですね。怒ってしまったらさらにやる気がなくなってしまうんで。一回めっちゃ滑った後にちょっとイライラをぶつけてしまったことはありますけど、加藤大戦争に対して。

加藤 全く覚えてないっす。

神山 何も覚えてないのかよ。意味ないっすねじゃあ。

渡邉 「こいつ熱量合わないから他の人でいいや」とかもなかったの?

神山 いや〜無かったですね。たまにはウケていたので。これを続ければ上手くいくだろうとは思ってました。

加藤 いやでも多分誰にでも、どのコンビにも無いですか、こういうの?熱量の差というか。でも、それを俺達は乗り越えてるんで。こっからエグいっすよ。

神山 俺だけだよ苦労してたの。お前ウイイレしてただけだろ。俺だけだよ乗り越えたのは。

(一同笑い)

加藤 僕らは壁乗り越えてるんで、こっからエグいっす。

渡邉 何か言ってるな(笑)。

神山 なんだこいつ。

加藤 KONAMI(ウイイレのメーカー)に感謝だね。

神山 変なゲームにしてくれてありがとう。KONAMIに感謝です。

永田音楽大学スカウト秘話

加藤 やっぱり大きい大会があるとそれに向けて「優勝したい」って気持ちが高まってくるので、そういう意味ではNOROSHIが熱量合ったキーかもしれないですね。

神山 確かに。

渡邉 それこそ去年のNOROSHIのチームはどうやって決めたの?

神山 同期でやってるのがもぐら大戦争とぐーちょきぱー(神山のコントユニット)だけだったので、これで漫才・コントは確定。ピンが本当に居なかったので。去年の10月頃に後輩がバイト先で、「オペラやってるやつがいて、お笑い興味あるやつがいるから連れてきます」って連れてきたのが永田(ナショグル・永田音楽大学)で。「これでピンは確定だ」って、ちょうど決まったと思って。何も大学お笑いを知らないのにいきなりチームに入れて。

渡邉 神山くんとしてはNOROSHI勝ちたい中で何もお笑い経験無い人を入れるのは抵抗無かったの?

神山 いや〜、永田の顔を見たときにイケると思いましたねぇ〜。

(一同笑い)

神山 いや〜面白かったですね。何かを感じました。顔付きが違いました。だから会って2ヶ月しか経ってなかったですし、NOROSHI出るまでに。大戦争なんてNOROSHIの日に初めて会いましたし。

加藤 NOROSHIの日に永田音楽大学と初対面。

渡邉 ナショグルの部会とかでも会わなかったの?

神山 僕ら3年の10月にサークルは引退してるんで。「オペラやってるならこれはイケるだろ」と思いましたけどね。

加藤 僕は不安でしたけどね。

神山 どうだった?

加藤 予選の日にぐーちょきぱーと永田が先に居たんですよ。「永田いるの?どんな顔か見せて」って言ったら永田がめっちゃニヤニヤした顔してて。「これはマズイ」って。でも結果的に凄い頑張ってくれたんで、今は凄い感動してます。

渡邉 あのピンネタは?

神山 NOROSHIの時は流石にみんなで考えました。永田は関与してないです。でも今は完全に永田が書いてますね。あのオペラ間近で聞いたら感じますよ。「これは何やってもウケるだろう」って。

渡邉 オペラ聞いたの?

神山 会った時に「ひとオペラ聞かせてくれ」って。

(一同笑い)

「ヨシモト∞ドーム」でのライブ出演

加藤 NOROSHI後ぐらいからですかね?だんだん色んな人と喋れるようになったのは。

渡邉 今もうずっと色んなライブ呼ばれてるもんね。

神山 ありがたいです。本当にありがたいです。

渡邉 それこそ、無限大に呼ばれた「ガクムゲ」はどういうきっかけ?

神山 あれは元同志社のスタッフの方が無限大で働いてて、「こういうライブやるから学生芸人で一組」みたいな感じで。元学生芸人と学生芸人が一緒にライブする、で色んな話もするって感じのライブなんですけど。ライブを主催する作家さんからTwitterに連絡がきて。

渡邉 どこでそこからもぐらになったんだろう?

神山 「色んな人から話聞いたらもぐらが良いって聞いた」みたいな話は聞いたんですけど。なんでかは分かりませんね。

渡邉 連絡来たときの心境は?

神山 いや〜めちゃくちゃ嬉しかったですよ。ななまがりさん好きなんで、「ななまがりさんと一緒にやれるんだ」って思ったんですけど当日はめちゃくちゃ緊張しましたね。何もできなかったですね。ちゃんとネタもプロとの差を見せ付けられましたし。まぁでも、楽しかったです(笑)。

渡邉 大戦争的にはどうだった?

加藤 最初は他に学生芸人何組かいると思ってて、ライブの香盤見たら僕らだけで。「嬉しい」ってよりも「やばい」っていうか、ビビリが先に来ましたね。他に(学生芸人)いたらヤバさが際立たないじゃないですか。

神山 分散されるもんね、注目が。

加藤 「僕らしかいない」ってなって、嬉しさより怖さのほうが。で当日はやっぱ緊張して…、思い知らされましたね。プロとのやっぱ…差…。

神山 同じこと言ってるじゃん(笑)。

渡邉 パクった?(笑)

加藤 後半パクりましたね。

(一同笑い)

渡邉 学生芸人のライブとプロのライブの空気感の違いも感じた?

神山 会場も違うんで、やっぱり「セットもちゃんとしっかりしてるな」って思いました。

加藤 それこそ企画があって、そのリハーサルもあったんですけど、その時にななまがりの森下さんが楽屋ではずっと帽子被ってケータイいじって何も喋んなかったのに、いざ本番の企画ですげー回して話も振ってくれるしっていうので…プロとの差を感じましたね。

渡邉 ネタの手応え的にはどうだった?

神山 全然ウケなかったですね。全然でした。学生お笑いだったらそこそこウケるネタだったんですけど。後から聞いたら声のデカさがプロと全然違うらしくて。客で見てる友達に聞いて、声のデカさと顔の表情の使い方が全然違うらしくて、プロとの差を見せつけられましたね(笑)。

プロに行く気持ちを牽制し合う二人

加藤 たまに聞かれるんですけど、「今後プロになったりするの?」って。僕はあくまでお笑いってよりも、こいつ(神山)漫才するのが好きなんで。

神山 まあまあ、大戦争のお笑いに対するやる気があれば一緒にやってみたいんですけど、いかんせん無いので。

渡邉 そうなの?(笑)神山くんはプロ志望?

神山 普通に就活しても面白くない人生なんで…。やってみたいなという気持ちはあります。お笑いやってて楽しいですし、社会人お笑いとかもあるみたいですけど、そんなに僕って器用に出来ないんで。平日働いて土日ライブ出てって、そんな大変なこと出来ないので。

加藤 (神山は)大学を留年してて、僕は内定を頂けてるので。

神山 プロ行ってそう簡単に稼げるものでもないと思うので、そんな大変なところに大戦争を連れて行くのは、可愛そうですね。

加藤 俺ってプロ行くの可愛そうなんだ。

神山 いや絶対に加藤大戦争は幸せになれる。普通に企業に入っても楽しくやれるタイプなので。少なくとも僕よりかは馴染めるタイプなんで。

加藤 僕的には社会人も経験してみたさはあるので。そこでちょうど相方も留年してるしっていうのがあるので、僕個人的にはタイミングがちょうど合うかなってのがあるので。

渡邉 加藤くん的にはプロに行くならもぐら大戦争がいい?

加藤 行くならそうですね。もぐら大戦争で無理なら諦めます。

神山 いや、こいつはカッコつけの嘘っぱちです。

(一同笑い)

加藤 いやいやガチですよ!

渡邉 神山くん的にはもぐらで行こうみたいなのは?

神山 行けたらいいですけど〜、僕留年してますし、ただ大学卒業する為だけの一年で何もしないのは辛いんで。大学通いながら養成所に入るのかなというのもありますけどね。100%プロになるとも断言できないです。恥ずかしくて言えないです、「100%プロになる」だなんて。

渡邉 「芸会次第」だったりする?

神山 いや!何があっても結局なるんだろうとは思います。ただ恥ずかしくて言えないです。もぐら大戦争で行くかは大戦争次第ですね。

渡邉 大戦争次第らしいよ。

加藤 いやいや俺はやる気あるんすよ!さっき言った通り。こいつ次第です。

神山 いやいやこいつ次第です。こいつの後一言があればプロに行けるんですけど。

渡邉 お互い牽制しあってるのはなんなの(笑)

加藤 こいつの一言で僕は動くんですけどね。

神山 いや僕は待ってますよこいつの言葉を。

加藤 いやこいつ次第です。

【神山の手癖でインタビュー後にボロボロになったおしぼり。この後、加藤大戦争は「俺のは綺麗ですよ!」とノーダメージのおしぼりを見せてきた】

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