かんたんで効果的な「ボタン刺繍」その③
こんにちは! きのうはエプロンにボタン刺繍をするところを見ていただきました。できばえはこんな感じ↓
ごく平凡な小さなボタンを使っていますが、4個集まるとそれだけでかなりの存在感が出ました。
ボタンには可能性を感じるので、もっとやってみようと思います。今度はもう少し大人っぽい感じになるように。
そこで使うのは、どこにでもあるような黒い縫い糸です。
使うボタンはこれ。ふつう服につけるときは凹んでいる側を表にしますが、今回は凸面を表に使います。このボタンに黒い糸を、かぎ針で編みこんでいきますよ。
――ボタンを編むの?
そうなんです。ボタンの穴に細いレース針を入れて糸を編み込みます。
試作の段階では、編むのではなくボタンホールステッチで縫い付けていました。ボタンそのものの穴にボタンホールステッチをしたんです。そうやってできたのがこれです。
このやり方だと時間がかかるし、きれいに仕上げるのは難しい。レース針で編んでから縫い付けるほうがはるかに簡単にできます。
まずスリップノットを作って、針を入れて引き締めます。そしてボタンの穴に針を入れて細編みをします。一つの穴に3回ずつ。
針はレース針の6号を使っています(8号ならなお結構です)。ある程度細い針でないと穴に通りませんからね。
ボタンに差し込んだ針はあまり身動きがとれないので、糸のほうを動かして針先にひっかけます。ゆるまないように引き締めながら編みます。「細編み3、鎖4」を4回くりかえしたらおしまい。最初の目に引き抜きます。図にしたらこんな感じ↓
編み終わったら布地に縫いつけるので、糸端を長めに残して切ります。
ボタンの端をセロテープで止めて、まず中心を四角に縫い止め、それから周囲を止めます。黒地に黒だから多少ヘタでも目立ちません。完成!
離れて見るとこんな感じ。ごく控えめなワンポイントになりました。赤いお花と比較してみましょう。
調子に乗ってもっとやってみます。
これは無印良品かどこかで買った、愛想のない黒いリュック。缶バッジをつけてます。
ボタンを1個だけつけると……
3個だと……
「ボタンに編み入れる」ことは最初だけちょっと難しいけど、1個目で練習すればあとはわりとラクにできます。
もう少し編み方を工夫して、カラフルなものも作ってみたいと思います。
タイトルは「ボタン刺繍」なのに、なんだか「ボタン編み」みたいになってきちゃいました。いいですよね?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?