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つくってよかったかぎ針あみの実用小もの①

 こんにちは! ふだんレース編みをしている owarimao です。
 レース編みって色彩が地味だし、きれいだけど実用性はあんまりないです。だからときどき、それとは正反対のものを作りたくなります。
 下の写真は、だいぶ前に編んだペットボトルのケースです。

デザイン:羽田美香
製作:owarimao
底の部分

 下のような本を見て編みました。私は省略してしまったけど、お手本では黄色の上に生成りで小花の刺繍が散らしてあって、かわいいんですよ。
 使用糸は「ヘンプトゥワイン(細)」、かぎ針は3号。

雄鶏社、2005年
本に載っていた広告

 「ヘンプ」って、要するに麻の一種らしい。
 ちょっと前の記事で「昔の日本の庶民はおもに麻を着ていた」と書きました(木綿の栽培が広まったのは江戸時代)。麻はとても育ちやすくて、日本にもともと自生していたそうです。柔道着などによく「麻の葉」の模様の刺し子をするのも、麻が強い植物だからだと聞いたことがあります。

 「ヘンプ」の糸は木綿よりも堅くしっかりした感じで、袋物には向いていると思います。伸縮性がないので慣れないうちはちょっとだけ苦戦しましたが、編みにくいというほどではなかったです。
 うちでは毎日麦茶を入れて、ペットボトルに詰めて冷蔵庫で冷やしています。冷えたボトルを外出先に持っていくとき、この袋に入れれば、水滴が気になりません。とても実用的だと思います。
 自分で作ったものを実際に使えるのはやっぱりうれしいことです。
 (でもレース編みもキレイだよ♡)
 同じ素材を使って編んだ作品を、あしたもう一つお目にかけようと思います。




 

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