土用の間日に

土用の間日に

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「それはあなたが若いからよ」

父が死んでから、初めて夢に出てきた。 私は遠くなる父にむかって行かないで!と叫んでた そこでめざめた 弟の泊まりに来た日だった 行かないで欲しかったんだと思った まだ 何もできていない ひとつの純粋な自分の気持ちを はじめて知った気がした その日、弟が私の話を聞いて 「意外と生き汚いよね貴女」 と言った 「それは子供を産むことを決めたときから」だと答えた 日々、これ以上身近な人の死に耐えられないと感じる でも絶対に来る オーバーウェイトで奥底にミシミシと少

    • どんな自分も好き

      どんな自分でも好きって 案外自分がないのかも 好きじゃない場所にいても そこにいればそこにいる自分が好きだから そこを良いところだと思いはじめ きっとセレブがいけすかなくっても 城に嫁げば社交界とか好きになるんだ 結局自分であればいいということだけど 何を持って自分だとするかという話になると 矛盾する 人は変わるんだよ!とかなんとか喚く前に 自分の好きなものくらいはっきりさせときたい

      • からだを変える

        何も考えないで書いてみる 炬燵を導入してから動けない 今もかわやに行きたいと思いながら動きたくなくてこれを書き始めた 否やっぱり行ってくる 帰ってきた、ただいま これでは不調が襲ってくる未来しか見えないのでジムに行きはじめた 自分の体のことを知るのは楽しい というか知らないことを知るのはたのしい 案外気力や感覚も身体に依るところが大きい 筋力、血流、睡眠、栄養素、水分量 そういうのに左右されていることに若いうちは気が付かずろくなもの食べもせず水も飲まず藻掻いてたよ

        • 土用の間日に、盗み食い

          昔、尼になりたいと思ったことがある それは16,7の頃だったので思春期特有の強い自我や欲、それを囲む世間や世俗的な煩わしさから離れて安穏とした隠遁生活を送りたいというような気持ちからだったが、 今振り返れば、元々隠れて何かをすることが好きだっただけかも知れないとも思う 放課後の内緒話、秘密基地、夕日が落ちる頃にした二人だけの約束、誰にも見せたことのないという友人の漫画帳やイラスト、思いもよらない誰かの過去、兄弟が寝静まった深夜大人だけの時間に少し混ぜてもらうこと 誰にも言え

        「それはあなたが若いからよ」