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雑誌記事索引紹介「月面探査機」

2024年1月20日、日本の月面探査機SLIMが月面着陸に成功しました。
今回の着陸成功は旧ソ連、アメリカ、中国、インドに続き世界で5カ国目となります。これまでの月着陸は、目標地点から10kmの範囲内で降りられる場所に着陸していましたが、SLIMは高精度の「ピンポイント」着陸で降りたい場所に着陸することを目指し、目標地点から、わずか55mの誤差で着陸に成功しました。
ピンポイント着陸には成功しましたが、ノズルのトラブルで想定とは異なる姿勢で着陸したため、着陸当初は太陽電池に太陽が当たらず、電力不足で観測停止になってしまいました。しかし太陽が西に移動するにつれて太陽電池に日が差して、9日後には機能を回復し、撮影データをJAXAに送ることに成功します。
トラブルにも見舞われましたが、SLIMのピンポイント着陸の成功は、今後の月開発に必須の技術が実証されたことになります。
民間企業も含め、世界各国が月着陸にしのぎを削るのは、近年の無人探査機による月面調査により、月の南極付近に水が存在することが予想されるためです。水さえあれば月面基地での人間の長期滞在や宇宙船の燃料としての利用が可能になります。宇宙資源ビジネスも現実を帯びており、日本では2021年に「宇宙資源法」が成立され、世界各国でも同様な法律が整備され始めました。
アポロ計画から半世紀、21世紀後半には月の資源を利用して火星など他の惑星に進出する時代が到来するかもしれません。
今回は件名キーワード月面探査(全82件)より最新20件を紹介します。

※掲載内容は大宅壮一文庫HP内の雑誌記事索引紹介と同一記事です。
※今回紹介した索引の雑誌記事のコピーをご希望の場合は、遠隔地の方は資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用ください。
※雑誌記事を検索できるデータベース「Web OYA-bunko」利用者・導入機関受付中!

No1.
記事種類 グラビア
NEWS CLIP 針の穴を通すような計画成功も「ぎりぎり合格の60点」の理由 ※JAXAが行った小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載されたLEV-2
発言者 池袋陽一
雑誌名 サンデー毎日
発行日 2024年02月11日
ページ 9
No2.
各国の月探査が佳境、日本初の月面着陸成功なるか? もうすぐ!? 人類が月で暮らせる日 ※日本・世界初のピンポイント月着陸へ、民間の「月着陸一番乗り」を果たすのは?、月に水はあるかは月移住が実現するかの分水嶺
発言者 林公代
雑誌名 サンデー毎日
発行日 2024年01月21日
ページ 94-96
No3.
SCOPE 宇宙探査 月探査機「SLIM」打ち上げ成功 5カ国目の月着陸を目指す日本の旅がついに始まった
発言者 遠藤智之
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2023年12月
ページ 32-35
No4.
アポロ計画終了から丸50年 なぜ人類は再び月を目指しているのか? ※中国やインドの月面着陸、ロシアが月の南極着陸に挑戦、有人月面探査を予定するアメリカ
雑誌名 週刊プレイボーイ
発行日 2023年10月30日
ページ 178-181
No5.
時事深層 インド先行の悔しさ晴らす精密着地 H2A成功、月面着陸の大勝負へ ロケット「H2A」47号機の打ち上げに成功。小型の月探査機「SLIM(スリム)」が日本の探査機として初の月面着陸を目指す
発言者 松崎遥
雑誌名 日経ビジネス
発行日 2023年09月25日
ページ 88-89
No6.
記事種類 グラビア
CATCH UP 4カ国目の月面着陸成功 インド人もにっこり ※月面探査機チャンドラヤーン3号が月面着陸成功
雑誌名 週刊文春
発行日 2023年09月07日
ページ 17
No7.
Periscope インド月面着陸で宇宙開発競争が再加速 ※インドの無人月面探査機が月への軟着陸に成功、水の存在が予想される南極付近への着陸は世界初
発言者 マイケル・クーゲルマン
雑誌名 ニューズウィーク日本版
発行日 2023年09月05日
ページ 13
No8.
SCOPE 宇宙開発 「HAKUTO-R」月着陸に挑戦 降下の最終段階で失敗、次のミッションに向けた「大きな一歩」に ※日本の宇宙スタートアップispaceが進める月面探査プログラム
発言者 小玉祥司
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2023年07月
ページ 13-14
No9.
宇宙開発 ispaceの月着陸機が失敗 求められる長期的な開発や支援 ※日本の宇宙ベンチャー企業アイスペースが月着陸機「HAKUTO-R」による月面着陸に挑むも失敗に
発言者 鳥嶋真也
雑誌名 週刊エコノミスト
発行日 2023年06月06日
ページ 78-79
No10.
特集 宇宙新時代 [第2部]太陽系探査、新たな幕開け 有人月面探査アルテミス計画始動 日本の超小型探査機2機もロケットに相乗りして月に向かった
発言者 小玉祥司
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2023年02月
ページ66-67
No11.
特集 宇宙新時代 [第2部]太陽系探査、新たな幕開け 民間月着陸船「HAKUTO-R」打ち上げ成功 日本発の宇宙ベンチャーが開発した月着陸船の旅がついに始まった
発言者 遠藤智之
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2023年02月
ページ 68-69
No12.
宇宙開発 民間月探査は宇宙ビジネスを開くか 複数の民間宇宙機が月面着陸を競っている。新宇宙経済に弾みをつけられるだろうか? ※NASAの商業軌道輸送サービス計画、商業月面輸送サービス計画
発言者 R・ボイル
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2022年11月
ページ 72-77
No13.
宇宙開発 日本の「HAKUTO-R」月へ 日本発の宇宙ベンチャーの月着陸船が、打ち上げの最終段階を迎えている ※ispaceが開設した月面探査プログラム
発言者 中島林彦
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2022年11月
ページ 78-79
No14.
なぜ、熱狂人は宇宙を目指すのか。 宇宙ビジネスに挑む熱狂人たち アイスペース(月着陸・月面探査) あらゆる企業を巻きこみ、月を生活圏に!
発言者 袴田武史/牧野武文
雑誌名 ゲーテ
発行日 2021年11月
ページ 46-47
No15.
Cosmic Wonder 月探査の最前線 サンプルリターン、月面基地計画 ふたたび注目を集める月探査 ※着陸に成功した歴代探査機、月の地質や地形図、月利用計画、他
雑誌名 Newton
発行日 2021年11月
ページ 96-107
No16.
記事種類 インタビュー
東京モーターショー出展で話題騒然! 月面探査車用・巨大タイヤの開発責任者を直撃!「そもそも月面でタイヤって使えるんスか?」 ブリヂストン・河野好秀フェロー(特別研究員)
発言者 河野好秀/小沢コージ
雑誌名 週刊プレイボーイ
発行日 2019年12月23日
ページ 150-151
No17.
FOCUS Plus 惑星科学 月でクマムシが生存!? 真空にも耐える生き物をのせた探査機が月に墜落。月の“汚染”は問題ない? ※クマムシを積んだイスラエルの月探査機「ベレシート」
雑誌名 Newton
発行日 2019年11月
ページ 12-13
No18.
特集 アポロから半世紀 人類、月へ 月探査ミッションの通信簿 ※1950年代~今後のミッション一覧あり、成功した無人探査機着陸・有人月着陸
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2019年08月
ページ 46-47
No19.
From nature ダイジェスト 月探査 月の裏側で調査する中国の探査機 中国の「嫦娥4号」が月の裏側への軟着陸に成功
雑誌名 日経サイエンス
発行日 2019年04月
ページ 24
No20.
FOCUS Space Development 中国の無人探査機が世界ではじめて月の裏側へ着陸 月のなりたちの解明や、資源獲得を視野に入れた探査を実現 ※嫦娥4号
雑誌名 Newton
発行日 2019年04月
ページ 15

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