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【古谷真知子のおいしい話】我が家で愛用している調理器具について暑苦しく語ります!

レッスンをお休みしていて話す時間が少ないので、clubhouseとTwitterのスペース機能で我が家で愛用している調理器具について暑苦しく語りまして、そのまとめです。

我が家には仕事柄調理器具がたくさんあるのですが、その中でも普段からメインで使っているものは結構少ないんです。少数精鋭です。
「あるもの全部」ではなく「使用頻度の高いもの」だけを厳選してご紹介致します。

お聴き下さった方も、そうでない方も最後までお付き合い下さいましたら幸いです。
(実際話していない内容を捕捉している部分もありますし、省いているものもあります。ご了承下さいませ)

※合羽橋が頻繁に登場しますが、プロだから合羽橋でわざわざ買っている訳ではなく、近所で買い物しやすいからです。

フライパン

調理器具と言えば、何を置いてもフライパン!
我が家のスタメンフライパンは3サイズありまして、小さい方から14cm、20cm、24cmです。

◇14cm

DAISOのフッ素樹脂加工フライパン14cm

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DAISOのフライパンなんて大丈夫?とご心配になられるかもしれませんが、大丈夫!と胸を張ってお答えします。
主にお弁当用のミニオムレツやカレーや焼きそばのトッピング用の目玉焼きに使用しています。
今は夫が在宅勤務で、息子も卒業間近と言うこともありほぼお弁当を作っていませんが、ピーク時は週7で12個のお弁当を作っていたこともあります。
それだけのヘビーユースに耐えられているのですから、もう「大丈夫!」としか言えません。

ただし、熱々のフライパンにいきなり冷水をかけたりすると、すぐに加工がダメになりますのでご注意を。ノンスティック加工のフライパンに水をかけるのは冷めてから。急ぎの場合は給湯器のお湯で洗いましょう。先生との約束ですよ。

◇20cm

これは東京ドームで毎年開催されていた「テーブルウェア・フェスティバル」で割引販売されていたものをめざとく見つけて購入したフィスラーのフライパンです。

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フィスラーのお鍋もとても質の良いものなのですが、良いお値段なのでなかなか手が出ず…
唯一所持しているのがこのフライパンです。

さすが老舗の調理器具メーカーだけあって使いやすさも抜群です。購入して7〜8年経ちますが、全くこびりつかずスルスルとノンストレスで使えています。そしてこれがポイントなのですが、柄とフライパン本体との接合部の内側にビスなどの金具が出ていないのです。
これ、オムレツを作る時に地味に良いんですよ。あっても作れるんですが、卵液がビスにまとわりついてちょっとだけ無駄になるというか、シリコンヘラが引っかからないんですよ。
ただし、漫画『美味しんぼ』かぶれなわたくしはこのフライパンをオムレツ専用に使っておりまして。スタメンとは言いつつ、使用頻度はそんなに高くはありません。

もう一つ使っているマーブルのフライパンは合羽橋道具街のセールで購入した深めのフライパンで、ブロッコリーを蒸し煮したりちょっとした炒め物や煮物、ゆで卵や袋ラーメンを作る時などにもかなりヘビーユースしています。
こちらはメーカーもよく分からないお手頃のフライパンでガツガツ使い倒すつもりで購入して、ほぼ毎日使っています。

◇24cm

24cmのフライパンは、マイヤーのもの。
こちらも購入するとまぁまぁなお値段ですが、実は夫がイベントで当てたものです。でかした!
4年前くらいでしょうか?亀の子たわしの本社でたわしの日イベントがありまして、そちらで頂いたものです。

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普段は焼きそばや肉野菜炒め、ポークソテーなどの焼き物や1〜2人分のパスタなどを茹でてそのまま調理してしまう時に使っています。
かなり使用頻度高いです。

これからお料理を始めるので調理器具を揃える、と言う方なら20cm深型と24cmの2本をおススメします。お一人住まいでフライパンは1つ、と言うことでしたら24cmでしょうか。
もしくは20cmが深型ならお鍋としても使えますので、この2本で加熱調理はほぼ賄えると思います!

鍋はもうそれこそフライパンの倍くらいの数がありますが、やはり日常使いは4〜5個くらいですね。

◇20cm雪平鍋

これも合羽橋で買ったものです。
主におみそ汁やスープなどの汁物、野菜の下ゆでなどの下ごしらえに使っています。

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お湯が早く沸きますし、軽くて洗いやすく、扱いやすいので鍋の中では1番使用頻度が高いですね。
左右どちらにも注ぎ口が付いているのもポイントです。左右どちらからでも注ぎやすいのは地味に便利です。我が家は4人家族ですが半数が左利きなのもありますが、状況によって左に注ぎたい場合も右に注ぎたい場合もかるからです。

◇20cm鋳物鍋

自慢のSTAUBココットラウンドです。
こちらも合羽橋道具街まつりで半額で買いました。
実はこれを買う少し前に、知人からル・クルーゼの24cmを格安で譲ってもらって気分良く使っていたのですが、うっかり焦がしてしまい…修理もきかないレベルでして泣く泣く手放した後に衝動買いした曰く付き。

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ラタトゥイユなど煮込みを作る時に良く使います。またちょうどピッタリはまる裏ごしがあるのでポタージュなどはこちらを良く使います。買ったからには使わねば!とコンロ脇に設置した鍋棚に置いてあり、意識して普段使いしています。コンロ下収納にしまったら最後、しばらく日の目を見ない事になりそうなので。(重いから)

◇26cm鋳物鍋

コチラも道具街まつりのセールで購入。
26cmと大口径ですが、シャローと言う浅型タイプで、上でご紹介している20cmココットラウンドと高さが一緒です。

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高さが同じなので、コンロ脇の鍋棚にしっくり収まり、日常使いに支障ないようにしています。
このシャローの何がいいかと言うと、浅いのでお魚を姿で煮つけたり、豚バラをブロックのまま茹でたり、鍋料理の時に活躍してくれます。
我が家では冬場の夕飯は週3〜4で名もなき鍋のことがしょっちゅうあるので、かなり活躍しています。

◇24cm圧力鍋

こちらはお引越しされた生徒さんから頂戴したものです。
お引越しを機に、お手持ちの調理器具などを整理している際に「良かったら使ってください」とお譲り頂きました。ありがたいことです。

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ガラス蓋や蒸し皿も付属しているので、こちらも鍋棚に置いたり、コンロに置きっぱなしにして意識的に普通の鍋としても日常使いしています。深さがあるので、パスタなどの麺類を茹でたり、ガラス瓶の煮沸消毒をしたり、こちらもかなり使い込んでいます。

と、ここまでがTwitterのSpaces機能でお話した内容でした。
続きまして、プラットフォームをclubhouseに移して包丁、まな板、キッチンツールのお話です。

包丁

◇Remyクロの包丁(三徳)

包丁も30本くらいありますが、メインで毎日使っているのがこちら。

私が購入した時は三徳しか無かったのですが、好評につきペティも発売されたようです。買おう。
このクロの包丁、名前の通り黒くフッ素樹脂加工されていて、切った野菜が包丁にくっつきにくいんです。きれいに切るのが難しい海苔巻きやおにぎらずが水で濡らしたりしなくてもスパッと美しく切れてしかもベタベタにならないんです!マジ最高!
刃と柄がくっついている一体成形なので衛生的なのもポイントですし、柄が楕円で細めなので手の小さな女性でも握りやすく扱いやすいです。

お値段も1万円弱と安くはないのですが、高過ぎもしないのでおススメです。

◇MAC チーズナイフ

「マツコの知らない世界」の包丁の世界で紹介されていて即ポチしたナイフです。

刃にあるチェッカーフラッグのような絵柄がどうしても好きになれないのですが、切れ味、使い勝手は最高です!
いつも土佐文旦やりんごの皮むき、いちごのヘタ取り、ケーキやショコラの断面を撮る時などに愛用しています。

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カットが難しいモンブランやミルフィーユも気持ちいいくらいスパッと切れます!

まな板

まな板は基本的にある程度厚さがあれば素材や大きさは使いやすいものや手頃なもの、何でもいいと思っています。
普段使っているのは、どこにでもある白い樹脂製のまな板+まな板シートです。

ここで絶対に守って欲しいのが、まな板シート単体で使わないこと。コレゼッタイ!

まな板シートは「シート状のまな板」ではなく「まな板の汚れ防止シート」です。まな板では無いんです。まな板ではないものをまな板として使うとどうなるか?と言うと、ですね。
鋭利な包丁の刃、コンマ何ミリと言う精密な刃先をステンレスや人工大理石などの調理台にガンガン叩きつけているようなものなんです。

どんなにお高い鋼の包丁でも、この使い方をするとあっという間に切れ味が落ちます

ですから、まな板シートは必ず厚みのある刃当たりの柔らかいまな板と一緒に使って下さいね。先生との約束ですよ。

木のまな板ならこちらが割とおすすめです。自立するので洗った後に乾かしたり収納しやすいです。

樹脂やゴム製で買うならこの辺りかな、と思います。黒いのもあるので、自分で買うなら黒かも(白い食材が見えやすいため)

キッチンツール

◇菜箸

菜箸は普通の100均で売っているようなごく普通のものを使っています。
盛付けする時は「盛り箸」と言う先端がかなり細くなっている専用の菜箸も使います。
幼児のお弁当など細かいものを詰める時にも便利です。

こんなヤツです。

◇シリコーンスプーン

炒めるにも盛り付けるにも混ぜるにも便利な大発明!無印良品のシリコーンスプーンは発売当初から愛用しています。現在2本目と小も追加購入しました。

…と、こんなところでだいたい1時間少々お話しました。

この後は、追加でリクエストを頂きましたご質問にお答えしますね。

メンテナンスについて

お手入れに使うものは、基本的に食器洗いに使う普通のスポンジと食器洗い用洗剤、木製、竹製品や野菜用に棕櫚のたわしも使います。

ちょっと焦げ付きやこびりつきなどがあり落ちにくい場合は、重曹を使って焦げを落としたりします。
もっとガンコな鍋底(火に当たる部分)にはステンレスクロスを使ったりします。

その名の通りステンレスの糸を布状に編んだもので、アウトドアで使った鍋などを磨くためのものなので、ガンコな焦げ付きに効果的です。

ただし、柔らかい素材には細かい傷が付いて余計焦げ付きやすくなったりしますので、鍋やフライパンの外側だけに使うことをおすすめします。

包丁のメンテナンスには、砥石とシャープナーを併用しています。砥石は知人から譲ってもらった天然砥石と、砥ぎ教室でもらった2way砥石があります。

上記のクロの包丁は、樹脂加工されているため砥石で砥ぐと加工が傷ついてしまったり、取れてしまうことがあるので、シャープナーの使用が推奨されています。
我が家では、ブレッドナイフも砥げる貝印の波刃が砥げるシャープナーを愛用しています。



波刃関係ないなら、買うならコチラかな。

と言うことで、メンテナンスについても少し追記しました。

またご質問等ございましたら、この記事のコメントやTwitter、LINEなど、どれでも大丈夫なのでお申付け下さい。

長くなりましたが、最後までご覧下さりありがとうございました!

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!