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「黒字のゲストハウスをつぶす理由」を読んで

すでにゲストハウスオーナーの多くの方が読まれていると思いますが、自分なりに感想をまとめてみました。
ちなみに元記事はこちらです。1年間の収支は有料パートですが、それ以外の記事は無料で読めます。

感想
・さすが金沢市、稼働率高い
・決断力
・徹底的な合理性
・ドミの需要の変化
・有料パート買う必要があるかどうか

一つずつ説明すると、

①稼働率高い

まず率直に稼働率高いなって思いました。平均で80-90%、近年は下がってきているとはいえ、75%だそうです。
これひととまるでは、繁忙期のみでしか達成できません。
グッドネイバーズホステルさんのセンスももちろんですが、金沢市の繁盛ぶりが伺えました。

②決断力
黒字なのに閉める(形態を変える)決断をするのは単純にすごいです。
このままやっててもダメだなと気付くことは、一生懸命やっている人であれば、誰でも簡単に気付けます。
気付けない人は多分、経営者には向いていません。(自戒)
ただ赤字になってから、てこを入れる人が多い中で黒字なのに変える決断ができるスピード感は見習いたいと思いました。
あと、投資分を回収してから変えるぬかりのなさも見習いたい。

③徹底的な合理性
決断の早さにも共通しますが、無人化だったりキャッシュレスだったり、人件費や手間を減らすための工夫が徹底されているなーと思いました。
これは諸刃の剣なところもあるので、今後の展開に期待って感じです。
ただ、私が浮かぶ問題点など解決するようなアイデアをすでに持っていると思うので、多分問題なくクリアされると思ってます。

④ドミの需要の変化
ドミトリーを廃止するのは頷けます。
うちも明らかに需要が変化したので、ドミを一部屋減らして個室にしました。地域性ももちろんありますが、ゲストハウス業界全体にこれから変化が起きそうな予感がします。

⑤有料パート買う必要ある?
980円ならある。それ以上の価格なら私は買わない。
ただ、これからゲストハウスを始めたい方にとっては収支計画のテンプレートが手に入るので、自分で考えて作る手間を考えるとお得です。
仮に3000円でも、お勧めします。
家賃や稼働率などを自分の地域の数字に置き換えれば正確なものが出ます。
ただ、個人的には稼働率すごいなー、羨ましいなーくらいにしかなりませんでした。地域が違えば、価格も家賃も稼働率も運営形態も違うので、すでにゲストハウスをされている方には当たり前といえば当たり前のことって感じでもあります。
それでも980円なら安いものです。

むしろこの記事の場合、それまでの無料パートにこそ価値がある気がします。どういう思考回路でゲストハウスを経営していくのか、その思考法を垣間見れてよかったです。

当たり前ですが、場所やオーナーなどが違えば数字は全く違います。
間違っても鵜呑みにされない方がいいと思います。この記事を書かれている吉岡さんはゲストハウスオーナーの中でもトップクラスの方だと思っています。ちなみにひととまるの10月の収支はこちらです。

くー、泣けてきますよね。
場所とオーナーが違えばこれだけ違います。
当たり前ですが、大事なのは自分で考え、実行する力です。
数字だけを見て、勘違いされると、痛い目を見ると思います。(自戒)

なにはともあれゲストハウス関係の方は必読の記事だと思います。

値上げも検討されているようなので、迷っている方は早めの購入をオススメします。

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