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『丙午』ってどう読むんだ?

こんにちは。
介護のつぶやきです。

以前野球を見ていて5回に逆転して7回になったら「どうやって逆転したか解らん」と、記憶がすぐになくなると書きました。

でも、昔の言葉はスラスラと出てくるし、野間で亡くなった源義朝が「我に木太刀一本あれば~」という話はもう100回以上聞いております。こういった事は母親が子供の頃の話なので記憶から抜けることはないのかもしれません。でも、寸前の話になると最近は状況が変わってきたみたいです。

母親はデイサービスに行かない日は一日中テレビをつけております。そして食事時もつけっぱなしでお好みは国営放送なのでニュースが流れる時間が多いのが常です。世の中の事情を知るためにはニュースも必要でしょうが、日がな一日中流されてもニュースは暗い話題が多めになるのでそれを聞いている家族はテンションが下がり気味になります。

家族でご飯を食べるときにはなるべくチャンネルを他の番組にして流れてくる音声が暗くならないモノを選びます。良いのはクイズ番組。本当に知っていても知らなくても「こんなん当たり前だがや」と言いながらハズします。それをとがめることもなく当たり障り無く食事の時間が過ぎればそれで幸いです。

今日12月31日は紅白歌合戦の日です。もちろん大好きな国営放送なので母親はジッと見ております。男性の歌手が歌い終わって女性の歌手が歌い始めます。母親は言いました。

「あ、紅白やっとったんだ」

寸前の記憶が全くありません。ずーっと見ていたテレビでさえも本人の中ではなかったことになってます。でも、今のことではないから「紅白」という単語は覚えています。そして今日が12月31日であるけれど「紅白」に結びつかないのです。

人間のカラダはどこまで持つのか?その昔100才超しても元気な「きんさんぎんさん」というおばあちゃんがいましたが、それでもやっぱり年齢と共にだんだんと衰えは静かに進んでいきます。

その様は昔から小学校で言われているでしょ?

『ロウカは静かに』

オチのついたところで来年もお気楽に介護しましょうね。
では、良いお年を。

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