一番でなければだめですか？

民主党が政権をとり、事業仕分けをしていたとき、蓮舫議員がいっていた言葉として、当時注目を集めました。

日本二位の山？　日本二位の湖？

確かに、一番の持つ意味が重要な場合があります。
日本一の山は？　富士山です
日本一の湖は？　琵琶湖です。
だれでも知っていますが、
日本二位の山は？　　日本第二位の湖は？
即座に答えられる人はほとんどいません。

この例を出して一位、Number１の重要性を強調する人がいます。
高校野球の県予選などで監督が2位ではだめだ、何としても1位、優勝しなければ、甲子園に行かなければ、お前たちの野球の努力は無になると、選手への激励や脅し文句❔に使います。
高校球児にとって、甲子園に出場するかどうかは大きな差です。

オリンピックは金(ナンバー1）

オリンピックでも金メダルと銀メダルは大きな差です。
メダルの数も、1位、金メダルの獲得数から数えていきます。
一位をめざして技術を上達させ、スポーツなどに励む努力は大切です。
一位をつかんだ人に対するある種の尊敬を与えるのは当然ですが、一位以外はダメ、二位以下は敗者だと切り捨てる人がいます。

日本の柔道などはその典型です。金メダルではなく、銀メダルで下を向いてうつむいている人がいます。
柔道のある銀メダリストがいっていました。
「おれは柔道はきらいだった」

世界に一つだけの花