コント　東京０３に興味

ふるさと納税の「さとふる」のCMに引きつけられます。人気コントトリオの東京０３がコミカルに演じており、15秒の映像に何ともいえぬおかしみが醸し出されています。

私はお笑いの中でも漫才師や落語家が好きで、どちらかというと、コントはあまり好みではありません。それは、漫才や落語は映像より、話術中心で耳で聞いているだけで、十分笑いが伝わってくるからでしょうか。

コントは目で見る舞台設定に頼っている感じがするからで、あまり好きではありませんでしたが、「半沢直樹」などで迫力ある演技力を披露している俳優の堺雅人さんが東京03の大ファンと知ったときから、気をつけてみるようにしましたら、東京03の、格好悪さを誇張した面白さがわかるようになりました。

それと同時にシリアスなドラマでも、人情の機微を上手に表現できる気がしました。

東京03の長塚悟志さんの初主演ドラマ

「高速道路を降りたら」がNHKで放映されるのを知り、3月に見てみました。

ドラマは3姉妹の父親の容態が急変して、その三姉妹の夫三人が一台の車に同乗して、病院に向かう設定です。

深夜の高速道路を走る車中で交わされる会話は、気を遣いながらも、本音を探り出そうとしたり、愚痴や不満を吐露したり、時には嫌味をいうなど、中年男性の悲哀が語られていました。

夫同士の義兄弟の関係

三姉妹の夫同士の義兄弟。自分の選択で関係を結んだわけではなく、結婚相手がたまたま姉妹だったという、友人でもなく、血縁関係もない兄弟関係。
私たちがあまり注目しない間柄に、ドラマを見て関心を寄せられました。

私の母の姉弟は10人近くいたそうですが、私が小学校に入るころには母ら女性4人しか残されていませんでした。ドラマより1人多い、4姉妹ですが、よく似た設定なので、私の父を含めた4人の義兄弟の関係はどうだったのか？考えてみました。

私の母は二番目で、他の姉妹を長女、三女、四女、母を二女とします。(亡くなった兄弟には女性もおり、戸籍とは違いますが、わかりやすくするため）

夫の勤務先は長女が郵便局、二女の夫、私の父は三菱電機、三女は国鉄、四女は豊田自動織機で、当時の公務員と大企業の会社員で、いずれも幹部ではなく、典型的な昭和の庶民のサラリーマン家庭でした。

生活階級もほぼ同じで、共通点も多いはずでしたが、4人の義兄弟の間には親しく話をすることもなく、対立することもなく、利害のほとんどない関係でした。

それに引きかえ、母の4姉妹の関係はしっかりと結ばれていました。一人一人の関係を見てみますと、友達のように、時間を忘れて話に夢中になるタイプではなかったものの、年4回は必ず、4人の家族が顔を合わせる機会を作っていました。

母の姉妹は四季ごとに家族が集まる

お正月には長女の家に4家族が集まります。私たち子どもばかりでなく、孫もいたため、多いときには30人近くが集まり、盛大なすき焼きパーティをしていました。

5月は海に山車が入る勇壮なお祭りがある三女の家、8月のお盆のときは四女の家、10月には近くの神社で祭礼がある、二女の我が家に集まっていました。

どこの家庭でも、兄弟が四季毎に定期的に集まるものと、子供心に思っていましたが、後で大変珍しいことだと知りました。

自分の家で行なわれていることは、他の家庭でも行なわれていると、子供のときには思いがちですが、その家独特の行事も意外と多いものです。

父の兄弟も私が物心ついていたときには、父を含めて4人でしたが、全員名古屋市内に住んでいたため、定期的に会わなくても、疎遠になることはありませんでした。

父は兄弟とは定期的な取り決めはしていませんでしたが、友人とは毎月一回定期的に会合を持っています。

父と六友会

友人は父を含めて6人で六友会と名乗っていました。

祖父の妹の子どもで、父のいとこにあたる加藤さん(隣家に住んでいる)と岡本さん、原さん、水谷さん、それに同姓ですが、親戚ではない、山田松次郎さんと父の6人です。

名古屋市北区山田町の幼馴染で、全員同級生ではなく、父と同学年が3人、一学年上が3人です。松次郎さんは市外に引っ越しましたが、そのほかは町内に住んでおり、毎月、町内の洋食レストラン「ダイヤ」で6人が集まって会食していました。

その中で父と同じ三菱電機に勤めていた人は原さんですが、他の人は違う職業です。また、親戚同士も父のいとこの加藤さんと二人だけ、他は親戚関係はなく、父が全員を結びつけている気がしました。
（私が父の友人の姓を全員覚えているのに自分自身で驚いています）

特異な衆議院議員の秘書