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ゲームばかりやってもバカにはならない

こんにちは、おゆ先生です。
子供の頃に「ゲームばっかりやってたらバカになるからやめなさい!」と怒られたことはありませんか?何故そんな発想になるのか、大人になった今でも理解できませんが、私の周囲にもそんな理由で子供にゲームをさせず、遊びも制限する大人がいます。

もちろん、学校の宿題はやって欲しいです。でもそれ以上に子供の頃は遊んで欲しいのです。ゲームは自分で攻略法を見つけ出したり、調べたり、誰かに聞いたりするなど、かなり頭を使います。遊ぶのも、例えば砂場でひとりで遊ぶにしても「どうすれば綺麗な形が作れるか」「どうすればトンネルが壊れないか」などを試行錯誤して頭を使います。友達と公園で遊ぶのも、お互いにルールを決めてその範囲内で仲良く鬼ごっこするなど、話し合いの練習になります。

幼い頃から机に向かって勉強さえしていればいい大学に入れて、人生勝ち組なんて思っていませんよね?そういうお勉強はそのうち楽しくなくなってやらなくなります。

まずは身の回りのものに対する「これなんだろう?」という気持ちを大事にすることです。公園で見つけたあの植物は何だろう、月の形が変わるのはなんでだろう、冷蔵庫が冷たいのはなんでだろう、その疑問を解決する手段が勉強で得られます。

ゲームでルールを学び、鬼ごっこで自分たちのルールを決め、社会のルールを知るのです。今日一緒に遊ぶ友達の特徴を理解して、全員が楽しめるルールを相談して決めて遊べば満足いくはずです。

「勉強ができる」のと「賢い」のは別物です。知識を詰め込んで試験で点数が取れても、知恵に変換出来ずにバラバラのままでは、社会に出た時に使えません。アイデアを形にするには様々な条件から知恵を絞って、ブラッシュアップしていく必要があります。

今持っている知識を知恵に変換できる人が「賢い人」だと思います。この変換作業は、幼少期からいかに頭を使ってきたかが左右するような気がしています。言われたことを言われた通りにやってきた人に賢い人はいませんよね。

ロジェ・カイヨワによる「遊びと人間」という本はご存知ですか?人間は何故遊ぶのか、遊びについて小難しく書かれています。小難しく?いや、結構難しくてなかなか読み進められませんが、ぜひ読んでみてください。



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