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「ありがとう都会のオアシス」

若葉ちゃん、碧さん
交換日記にお誘いありがとうございます。
知らぬ間に交換日記の話が決まっていて、その中に私が入っていたことに喜びを感じる今日です。
こんなことするの、小学生以来!
昔は交換日記って秘め事って感覚があって、隠れて渡したりしていたよね。
それがインターネットを通じてnoteという形で公になることは、15年前には想像もつかなかった。
実は哲学者の友人と交換日記を回すことが決まった夜、渋谷の道を歩きながら公に自分の発言を晒すことについて話したの。
彼女はTwitterを始めたのだけれど「誰に何のための発言かわらかなくてつぶやきづらいし、よう知らん人によう知らん解釈を勝手にされるのも嫌なの」と言っていた。
これ、私はすごく共感できて、Twitterは何度アカウントを作っても目的意識を見失ってしまって化石化させてしまっているの。
ただ今回は交換日記ということで、継続とか交流という目的はあるのだけれど、第三者もこの日記を読むことができるというところで、解釈を歪めない表現をしたいのでどんな気持ちで書いたらいいのだろうという迷いになってしまって。
お二方に送る内容を超ストレートに愛を込めて書くと、色んな意味で多分私は多くの失言をしてしまいそうだし、第三者に見られているという目線で書くと、普段話している空気感と段々とかけ離れていってしまって。
書いては修正してを繰り返しています。

考えすぎると書くことへの足枷になるので一旦置いておくとして、お二人はSNSの目的意識や解釈についてどう思う?


話は飛んで、私から見たお二方の紹介。
(現在思っているイメージ、似合う香りと色)

- 若葉ちゃん【笑顔の空海】
オフィスにいると色んな階で見かけるから、私がコワーキングスペースMIDORI.soで働いていた時は「若葉ちゃんは複数人いるのかも」と思っていました。空海って複数人いた説があるので、そんな意味を込めて若葉ちゃんは笑顔の空海。
会話をするときの熱量が私よりも一段階高いので、話をする度に元気をもらっています。
コミュニティマネージャーというのもあり、わかりやすく簡潔に説明するのが上手い!
私にはこれが圧倒的に足りていないので、心の奥底から羨ましいと思うのです。
かなりマニアックな世界の人から、ビジネスの大御所さんまで繋がっているので、共有言語の枠が広く、目の前の人を分かろうとする力が働いている人なのだなと尊敬しているよ。また、irodori行こうね!
香/ 花柚子
色/ 黄支子色、萌黄

- 碧さん【あんぱん姉様】
会うたびに「うふふ、餌付け」と言ってお菓子をくださる敬愛する姉様。
いつから一緒にいるようになったのかは曖昧だけれど、お仕事としてお話しを進めていくうちに、彼女のブログを拝見するようになり、色気ある言葉で人々の心に染み込むように伝えられる人っているのだなと、心奪われました。
彼女とは、POLA美術館に始まり、江之浦測候所、メディアアートのクローズドな集いまで、様々なところでご一緒していて、思えば恋人よりもよく遊んでいるかも…!
そんな大好きな碧さん、私がロンドンに行くときは好物の木村屋のあんぱんや餡子沢山持っていきますね。
香/ 結愛のバラ
色/ 薔薇色、花浅葱

二人の話題にしていた塩茹で落花生について

昨年の秋に、仕事で訪れる畑のある千葉県の大多喜町の蔵精というお店の、蒸籠の中に入った炊き込みご飯の中に茹で落花生が混ぜてあって、何だこのふっくら素朴で甘みある粒達は!と感動しどハマりしました。
乾燥した落花生の主張強く、複数食べ続けられない味とはまるっきり違うので全く同じ食べ物だとは思えなかったのを覚えています。
その後、東京に持って帰り、碧さんとも塩茹で落花生をいただいたね。
また秋には採取してくるので、今度は三人で食べたいな。

3人を表す言葉について


碧さんは社会的な意味でいくつか挙げてくださったので、それを混ぜながら私は内面的な部分を考えながら抽出してみます。
タイトル決めるって難しいね!

- 中性感(両性具有)
- 知の探求/ 渇望
- 奥行きがある(どこか影がある)
- 芸術への興味
- 青い/ 淡い
- 都市に住んでいる(ロンドン/ 東京)
- 地に足付かぬ感

好きな作品を持ち寄るというの、お二人のルーツが見える気がして、とても興味があります!
その中から共通項を見出しても面白そう。
私は、下記の二冊がとても好きです。
浮遊感があり、流れるように体を通り抜けていく言葉達が爽やか。

私からは、好きな曲は?という質問を。
個人的には、曲や本って自分の心理状態と結びついていると思っているので、二人の回答が楽しみです。

最後に、日常からの気づきと季節の花に纏わる話を。

今週から5月中旬まで、根津美術館庭園内の披錦斎の呈茶のお手伝いをしているよ。今日も実はお茶点てて来たの。
お茶を飲んで思うのが「一服」とつくものは、人々の切り替えの作業にあたるのかもしれないということ。
一服する時に無意識のうちに深呼吸をしていて、飲んだ後にふうっと肩の力が抜けて。
それはきっと、煙草も煙を吐いたあと、空気を吸うという意味で深呼吸をしていて。
上手に深呼吸できるツールを探すというのも、過緊張な都会に置いての日常に必要だなと気付かされた出来事でした。

今は、尾形光琳の燕子花図屏風の展示に合わせて燕子花の鑑賞ができるのだけど、開花はまだ三輪だけ。
暖かいから1週間後位が見頃なのかな。
燕子花は別名「顔佳草(カオヨグサ)」とも言うのだそう。
他にも芍薬のことを同じ名称で呼ぶことがあるらしいのだけど、二種類とも佇まいがスッとしていて美人さんなのだよね。
花を顔に例える発想が昔の人にはあって、花がただ美しいとか愛でるだけのものではなくて、よく観察し、想像し、人間と重ね合わせたり畏敬の念を持っている、同じことを思っている人々がいたことに喜びを感じたよ。
根津の庭園は、雨が降ると甘い香り立つ真っ赤な躑躅も、庭園の藤棚も優美に咲いていて、メジロの鳴き声が聞こえる、正に都会のオアシス。
お時間あったらいらしてね。年に一度、一ヶ月だけしか披錦斎は開かないので。
ロンドンにも届けたいので、交換日記の中写真を用いて様子を少しずつお知らせするね。

お返事楽しみにしていますね。


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