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肉体は魂の器

肉体は魂の器。一つの意識に一つずつ充てがわれた器。

この器は「寿命」という有効期限がある。

また、これは有機的で繊細なものであり、

突発的に壊れることもある。

肉体は魂の容れ物。だからいつでも清潔に保っておきたい。

肉体は魂の乗り物。意識をこの世界のあらゆる場所に運んでくれる乗り物。

なるべく軽やかでありたい。

肉体は実態を持たない魂を、この地上に留めておくためのクサビ。

肉体自体にも、それを維持するための本能・欲望が備わっている。

クサビであるはずの肉体に支配されすぎてしまうと、あてがわれた滞在期間中、自由に冒険することもなく、そこに定住することになる。

意識にのぼるのは「本来の声」か「肉体からの声」か識別できるようにすること。

肉体を維持するために、そちらからの声を聞くこともおざなりにはできないが、

あくまでも本来の声を優先的に感じとろう。

肉体の寿命が来たとき、魂は元いた場所に戻る。

肉体の寿命=この世での死であるが、

また新たな肉体を手に入れれば、どこか別の地上に遊びにくることもあるだろう。


肉体の死は、あくまで器、イレモノ、乗り物、クサビとのお別れである。
今まで、魂が色々な体験を経験する上で手助けとなってくれた、

一時のパートナーである肉体に感謝し、お別れするのだ。

肉体は魂のパートナーだが、それは期間限定である。
時が来れば切り離される。

物質的なものに固執するのは、この世で精通している欲の概念。

本来、魂は物質的なものには重きを置いていない。

この世で所有していたものは、ここから離れるときには全て手放していくのだから。

その最たるものは肉体。

肉体を手にいれ、嬉しいだろう。

いろいろ飾りたくもなるだろう。

ただ、その仮ものの身体はいつか手放すのだから、

いろいろと手を加えて飾るよりは、 魂に刻み付ける経験を優先しよう。

唯一留めておけるのは、魂が経験した記憶だけ。

この世での生とは
肉体に魂が宿った状態で活動すること。
この世での生を全うするとは
その活動を、より望む通りに行うこと。
せっかく器を手にいれたのだから、ずっと思い描いていたやりたいことを全部やろう。

いつか帰る、その時まで。


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