最痛苦的煩惱4

まあ自然なことなのだが、僕の滞在先にたまに好きな人の彼氏が遊びに来る。

某民泊なのでそれなりに壁が薄く、喘ぎ声とまではいかないが、彼女の甘えた声がこちらまで届く。

内臓がえぐられるような悔しさと行き場のない悲しみが襲って来て、たまに涙が出る。

僕は彼女の声が一番好きで、また一番嫌いでもある。