ドタバタしてるうちに、もう年越しちゃいましたわ… 今年……いえ去年のまとめと作品紹介させてもらいたいと思います 読むのが面倒だって方は、この画像だけでも見ていってください! 自作のグラフを作ってみました! 溺愛かつ甘々なお話が読みたいんだよなぁっていう方も、 いや、ヒロインがとことんひどい目に合う話が読みたいんだ!って方にも、オールマイティーに対応しておりますので、この休みにでも手に取っていただければありがたいです! さて、それでは2023年の作品まとめに入っていきたいと
ハニーサックルの生垣をくぐり、レッドはデイジーと共に『妖精の隠れ家』をちらりと見上げた。 「外装はそう変わっていないな」 つぶやくレッドを、デイジーはちらりと見る。 「私だけでもいいですよ? 長官はお忙しいでしょ」 物品目録を手にしながらデイジーが言う。フィニアスとアイリーンの結婚に伴い、二人の愛の巣は、ここから王宮に移動する。今日はその引越しの下準備だった。 レッドの傷心(?)を気遣うデイジーに、微笑んで見せる。 「気遣いは無用さ。王室の物品をきちんと管理するのも
『婚約破棄られ令嬢ですが鎧兜の美男旦那様と幸せに暮らします!』発売記念SSになります! 「はじめまして、アンドリュー様。わたくしのことは、どうぞブリジットとお呼びください」 同い年の、10をいくらか過ぎた少女は、アンドリューを前にして完璧なお辞儀をし、挨拶をした。 (なんだ……こいつ) 最初一目見た時から、アンドリューはブリジットの事が気に入らなかった。理知的な笑み、賢そうなまなざしに、清楚で品のある装い。すべてが。 だがことに気に入らないのは、彼女は。 「アンドリュー様
年の瀬ですね……みなさんお疲れさまです。 取るに足らない者ではありますが、小達出みかん、今年は4冊の電子書籍を出させてもらいました。 こうして好きな作品を書いていられるのも、読んでくださった方々のおかげですね。 最初の作品なんて、ほんと、とがっているのにありがたい……(震え声) 読者様、そして編集様の懐の深さに感謝感謝です! 年末年始、書籍のセールなんかもやっているようなので、その紹介もかねて、作品の初回&こぼれ話、裏設定なんかを書いていきたいと思います。 よかったら読
電子書籍【乙女ゲームの悪役令嬢にまた転生したので、推しの虚弱ラスボスを今度こそ全力で救います!】発売記念のSSになります その日、久々の休日をもぎとったフローライトは、久々に市場へ買い物に来ていた。 (あぁ、お休みって素敵……!) 馬車を停車場に待たせ、軽やかに街中に降り立ったその時。 「フローライトか」 突然声をかけられ、フローライトは慌てて振り向いた。この声は―― 「殿下?」 ちらりと見ると、曲がり角の街灯の下に、ブライアン王子が佇んでいた。お忍びなのか、平民のよ
【腹黒社長の淫靡な溺愛は愛人契約から始まりました】配信記念SS なんだか、すごくいい匂いがする。そう思った一花はぱちりと目を開けた。 (知らない天井……?) 思わずそう心の中でつぶやいてしまってから、ハッと気が付く。自分はあのアパートから引っ越して、ここに来たと言う事を。 榛名一花から、大島一花になったのだという事を。 「ふぅ……」 ため息をついて、ベッドから起き上がる。大島はすでに起きたようだ。壁のスイッチを押すと、天井から釣り下がるアイボリーのカーテンが自動で開く