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Yes / イエスの世界(ファースト・アルバム)

■Yes / Yes
■収録曲:Side 1 - 1.Beyond and before (4:50) 2.I see you (6:33) 3.Yesterday and today (2:37) 4.Looking around (3:49) // Side 2 - 1.Harold land (5:26) 2.Every little thing (5:24) 3.Sweetness (4:19) 4.Survival (6:01)
■パーソネル:Jon Anderson(vo) Chris Squire(b) Bill Brufford(dr) Peter Banks(g) Tony Kaye(key)
■リリース:1969年

一つ目の記事なので、イエスのファーストアルバムを載せてみました。
US盤です。

イエスのアルバムは、セカンドまで、英米の2種類のジャケットがあるんですよ。「イエスの世界」は日本の初盤の帯に書かれていたタイトルです。

イエスの歴史や蘊蓄は、最近ではwikiとかに載ってますし、アルバムのバージョンはDiscogsが充実してますし、音はYoutubeで聴けますから、すでに、個人ブログなどではほぼ用なしになっちゃいましたね。

ってことで、感想などを・・・。

このアルバムが発売された1969年前後を見渡してみますと、ZeppelinとKing Crimsonのファーストアルバムは、いずれもさすがに別格で、オリジナルの世界観が出来上がっていました。

他方、このYes、Pink Floyd、Soft Machineあたりは、どれも、普通のポップ・ミュージックにちょっとだけ毛が生えたというか、ヘンテコな色がついた感じの音楽で、いずれも基本部分は普通のPOPS。大差ないって印象でした。とはいえ、その微妙な色の違いが、後々に大化けする素地だったんですけどね。

Yesの場合は、トニー・ケイのオルガン中心のサイケデリック・ロック、ニュー・ロックっていう感じでしょうかね。ビートルズのEvery Little Thingのカヴァーが象徴的です。

あくまでもジョン・アンダーソンが歌うポップな歌のラインは維持して、インスト部分をちょっとだけ複雑に再構築みたいな・・・。

この手法が、オリジナル曲も含めこのアルバム全体を纏めているポイントかなぁと。

なので、このアルバムは、鬩ぎ合うインストバトルを聴くって感じではなく(そもそも、そういうのはないのですが)、ジョン・アンダーソンのクリスタルな歌声に身を委ねて、毎度、普通に、いい曲だなぁとまどろんで聴くのがよいかなぁと・・・。

イエスのファーストアルバムのUK盤です。ロゴは、ギタリストのピーター・バンクス(2012年3月没R.I.P.)がデザインしたものだとか。

見開きになっていまして、中に、メンバーの写真と、ライナーノーツ、曲目などが書かれています。

レコードオタの宿命。このように、ジャケ違いっていうだけで、買ってしまうのでありました。紙ジャケCDはもちろんのこと、そのうち登場する予定ですが、アルバムによっては初盤LPにも手を出したりしておりました。

とはいえ、実は、最近、病から回復しつつありまして、同じレコードをたくさん買い集めることにどれだけの価値があるんだろうと自問などいたしまして、少しずつ新天地に旅立たせたりし始めたところです。

普通にいえば断捨離。
音楽はサブスクでほとんどのものは聴けますし、そのうちミニマリストになれる日が来るかな? ・・・なわけないか。


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