ヒップホップとノスタルジアの融合：シンディ・ローパーの『Hat Full of Stars』

2024年4月19日 21:31

80sを載せたので、続けようと思ったのですが、１９９３年のこのアルバムにしました。１９８３年にリリースされたド定番のShe's So Unusualはまた今度ということで。

Hat Full of Starsは４枚目のアルバムです。かなりリラックスしたトーンでヒップ・ホップのリズムで始まるThat's What I Thinkからいい感じなのですが、中を全部飛ばして、タイトル曲のHat Full of Starsです。

Time After TimeやTrue Colorsの路線上ですが、やはり、こういうしんみりとした曲はいいですね。チャートには入らなかったみたいですね、かなりのヘビロテです！

シンディ・ローパーの書いた歌詞は、過去の思い出と現在の感情を織り交ぜながら、失われた愛とその象徴である「星がいっぱいの帽子」に焦点を当て、過去を振り返りながら、帽子を通じて経験した魔法のような美しい瞬間と、それがもたらした喜びと悲しみを思い出すという内容です。

その帽子自体が、かつての愛情や共有された特別な時を象徴しており、彼女にとって非常に価値のある遺品となっています。そして、現在もその帽子を「ラッキーハット」として大切にしており、それを通じて過去の美しい記憶に触れ、忘れがちな大切な感情を思い出す手段としています。

なかなか深いですね。
シンディは今７０歳。これは４０歳の時に人生を振り返ってみた歌です。

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