ノート寄席 演目『ハンバーグ長屋』

ハルクさんからリクエストのあった、OZZYの十八番(?)ハンバーグ長屋 は、こんなお話です。

貧乏長屋住まいの貧乏侍、片桐小十郎は、流行り病を患い床に伏せっていた。
食欲も落ち、日に日に痩せこけていく片桐を見るに見かねた長屋の者共は

「片桐様、何か食べたいものは御座ぇやせんか?」

と問うと、

「水戸のご老公が召し上がったという『はんばぁぐ』というものが食べてみたい」

と言う。

時は『犬公方』将軍徳川綱吉の時代。
虫一匹殺しただけでも鞭打ちに処されるような御時世。
四つ足を喰うたとあっては打首拷問は必至。

とはいえ情に篤い貧乏長屋の面々、
「なんとか喰わせてやりてぇ」
と知恵を絞る……

#新作落語 #自分で追い込んでいくスタイル #note寄席 #矢雛屋お地蔵

サポート頂けましたら、泣いて喜んで、あなたの住まう方角へ、1日3回の礼拝を行います!